マランツ、バイアンプ内蔵のB&W製PCスピーカー「MM-1」

-USB/ステレオミニ入力。ヘッドフォンも高音質再生


MM-1

 マランツ コンシューマー マーケティングは、英Bowers & Wilkins(B&W)のパソコン向け小型スピーカー「MM-1」を4月下旬に発売する。価格は58,000円。Apple Storeで取り扱いを開始し、その後インテリアショップや百貨店などで販売する。

 Nautilusチューブツイータや、デジタル信号処理技術、Dynamic EQなどの低域拡張技術といった独自技術を導入し、小型の2ウェイスピーカーながらパワフルな再生音を実現した製品。パソコンとはUSBまたはステレオミニジャックで接続可能で、USBスピーカーとして利用可能。海外では2010年のInternational CESで発表され、米Apple Storeでは499.95ドルで販売中。

 B&Wのハイエンドスピーカー「800シリーズ」を開発した音響設計チームが手掛けており、「B&Wの約50年の経験が活かされた本格的なハイファイ・スピーカー。パソコンのディスプレイから1m以内の音を確実に良いものにする」としている。また、ステレオミニのヘッドフォン端子を装備。ヘッドフォンへはMM-1のDSPを通して出力できるため、PCから直接つなぐ場合に比べ高音質で再生できるという。


上段にツイータ、下段にウーファを内蔵する

 ユニットは25㎜径のアルミニウムドームツイータと75㎜径ウーファの2ウェイで、バイアンプ駆動。アンプ出力は18W×4ch。再生周波数帯域は38Hz~22kHz。

 電源はACアダプタを使用し、消費電力は18W(待機時0.8W)。エンクロージャはバスレフ式で、素材はトッププレートがアルミ、側面や背面はABS。グリルはブラッククロス。USB経由での将来のファームアップデートにも対応する。外形寸法は100×100×170mm(幅×奥行き×高さ)、重量は0.85kg。リモコンが付属する。


内部の構成側面にボリュームボタン背面のステレオミニ入力/ヘッドフォン出力部
底面にケーブル収納部も筐体天面はアルミ付属のリモコン。Zeppelin Airなどと同じ形状だが、一番下のボタンが入力切替ではなくミュートとなっている


(2011年 4月 19日)

[AV Watch編集部 中林暁]