フューレン、6入力を備えたNuForce製DAC「DAC-9」

-USB入力を強化可能。ヘッドフォンアンプも内蔵


NuForceのDAC「DAC-9」。シルバーモデル

 フューレンコーディネートは、USB入力を含めた6つのデジタル入力と、ヘッドフォンアンプ機能も備えたNuForceのDAC「DAC-9」を7月6日に発売する。価格は182,700円。筐体カラーはシルバーとブラックの2色を用意する。

 入力として、USB、XLR AES/EBU、同軸デジタルまたはBNC(切り換え式)、同軸デジタル、光デジタル、3.5mmの光デジタル入力(フロント配置)の計6種類を用意。USBは24bit/96kHz、その他のS/PDIF入力は24bit/192kHzまでの入力に対応。また、USBモジュールはプラグインタイプとなっており、将来より高ビットレートなUSBインターフェイスカードなどにアップグレードする機能に対応するという。


ブラックモデル
背面。前面と合わせ6種類のデジタル入力を備えている

 2基のDACを搭載し、出力を合算。「SN比をほぼ理論的限界値にまで向上させた」という。SN比は103dB。なお、変換処理時にはオーバーサンプリングは行なっておらず、「さまざまなテスト試聴の結果、アップサンプリングとサンプルレート変換はNFBのように有害無益であるという結論を得た」(NuForce)としている。

 電源部には複数のレギュレーションステージを備えることで、ノイズや歪みを低減。ヘッドフォンアンプ回路は他の回路と完全独立させている。

 出力はXLR、RCAと、ステレオミニ、標準ジャックのヘッドフォン出力を装備。ステレオミニの出力は、前述の3.5mm光デジタル入力兼用となる。ヘッドフォン出力は30Ω時で288mW、300Ω時で210mW、300Ω時で152mW。

 筐体はアルミニウム製でヘアラインとアルマイト仕上げを組み合わせている。出力消費電力は9W。外形寸法は215×400×60mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.2kg。NuForceの他製品も操作できるリモコンが付属する。


(2011年 7月 4日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]