HP、音質重視の14.4型ノートPC「Beats Edition」

-Dr.Dreがチューニング。直販モデル約12万円


HP ENVY14-2000 Beats Edition

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は28日、ノートPCの夏モデルを発表。このなかで、ヒップホップアーティスト/プロデューサーのDr.Dre(ドクター・ドレー)がチューニングしたオーディオ重視のハイエンドモデル「HP ENVY14-2000 Beats Edition」を7月28日より順次発売する。

 価格と発売日は、直販モデルが119,700円で7月28日発売、店頭モデルがオープンプライス/店頭予想価格13万円前後で、8月5日発売。

 14.5型/1,366×768ドットの液晶を備えたノートPC。米MONSTER CABLE製ヘッドフォンとのコラボレーションなどでも知られるDr.Dreがプロデュースする、Beats Audioのシグネチャーモデル。DSPのチューニングをDr.Dreが手掛けるなど、「音楽再生のクオリティにこだわった製品」としている。また、Intelの第2世代(SandyBridge)Core i7(直販モデル)とAMD Radeon HD6630Mを搭載し、処理性能を高めている。

 サウンドチューニングソフトとして、「Beats Audio」を搭載。再生中の音源を、画面上のパラメータを見ながらイコライジングでき、その設定を保存できる。

 本体前面(キーボード部の手前)にステレオスピーカーを搭載。Dr.DreとHPが音の共鳴などを計算して設計し、伸びのある重低音と臨場感溢れるサウンドで映画や音楽を楽しめるという。2系統備えたヘッドフォン出力も独自チューニングされ、「高性能なヘッドフォンとの組み合わせで、上質な音楽を体感できる」としている。本体トップカバー/スピーカーに配したBeatsロゴや、ワンキーでON/OFFできるバックライト付きキーボードなどのデザインも特徴。

 CPUは直販モデルが Core i7-2630QM(2.0GHz)、店頭モデルはCore i5-2410M(2.30GHz)となる。メモリは4GB。640GB HDDを内蔵。スロットインのDVDスーパーマルチドライブや、SD/SDHC/SDXCカードスロットなどを備える。OSはWindows 7 Home Premium(64bit)。

 HDMI出力やミニDisplayPortも搭載。そのほか、USB 3.0×1、USB 2.0×2、Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 3.0、92万画素のWebカメラ、音声入出力端子などを備える。

 バンドルソフトとして、Premiere Elements 8、Photoshop Elements 9、PowerDVD 10などを搭載。内蔵バッテリでの連続駆動時間は約5時間。外形寸法は358×236×29.5~32mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約2.55kg。



(2011年 7月 29日)

[AV Watch編集部 中林暁]