バッファロー、3波Wチューナの小型HDDレコーダ

-1TB HDD搭載で2万円台後半。1チューナモデルも


3波デジタルチューナを2基搭載し、1TB HDDを内蔵する「DVR-W1/1.0T」

 バッファローは、HDDレコーダの新モデルとして、3波デジタルチューナを2基搭載し、1TB HDDを内蔵する「DVR-W1/1.0T」と、3波チューナ1基と、500GB HDDを内蔵する「DVR-S1C/500G」を11月上旬に発売する。価格はどちらもオープンプライス。店頭予想価格は「DVR-W1/1.0T」が2万円台後半~3万円程度、「DVR-S1C/500G」が2万円台中盤の予定。

 同日発表された全録レコーダ「DVR-Z8」や、既発売のHDDレコーダ「DVR-1/1.0T」、「DVR-1C/500G」と合わせ、「シンプル・かんたん・コンパクト」をコンセプトとした、「らくらくTVレコーダ」ラインナップとして展開していく。

 2機種はどちらもBlu-rayドライブなどは搭載せず、録画番組を光メディアに書き出す事はできない。また、DLNAの録画番組配信機能なども備えていない。シンプルかつ簡単な操作で、手軽に番組を録画し、視聴するという使い方を想定したモデルとなる。




■DVR-W1/1.0T

 「DVR-W1/1.0T」は、地上/BS/110度CSデジタルチューナを2基搭載。2番組同時録画が可能で、同時録画中でも、それぞれの録画中番組を「追っかけ再生」可能。内蔵HDDは1TB。

 USB端子も備え、外付けUSB HDDを接続する事で、録画容量を拡張可能。2TBまでのHDDをサポートしており、同時に使用できるのは1台だが、何台のHDDでも使用できるという。内蔵HDDからUSB HDDへ、録画番組のムーブもできる。

 本体正面に、HDDの残量を警告するランプを搭載。空き容量が10%未満の場合に赤色に点灯し、容量不足による録画の失敗を未然に防げるという。

「DVR-W1/1.0T」の背面

 EPGを備え、8日分の内容が閲覧可能。番組表から録画したい番組を選び、手軽に録画できるほか、日時・時間指定での予約も可能。再生時には3段階の早送り再生や、30秒スキップ、10秒バックなどが利用可能。録画番組を番組のグループごとにまとめて表示する機能も備えている。

 筐体サイズが242×160×52mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトなのが特徴。重量は約1.32kg。筐体にはファンを搭載しているが、低回転・静音ファンを採用したという。出力はHDMI、コンポジット、アナログ音声を各1系統。最大消費電力は22.5W。外付けHDDが無い場合は20W、待機時消費電力は1W。リモコンが付属する。




■DVR-S1C/500G

 3波デジタルチューナを1基、500GB HDDを内蔵したレコーダ。シングルチューナだが、地デジの視聴中にBS/110度CSを録画したり、録画中に録画済み番組を再生する事が可能。「DVR-W1/1.0T」と同様にUSB端子を備え、USB HDDの追加も可能。内蔵HDDからのムーブもできる。

 外形寸法は200×183×47mm(幅×奥行き×高さ)とコンパクトで、重量は約700g。ファンレス設計となっており、「寝室や書斎にもピッタリ」(バッファロ-)だという。なお、本体のカラーはホワイトとブラックのツートンだが、天面パネルを異なるカラーに変更できる交換用パネルの販売も計画しているという。

DVR-S1C/500GDVR-S1C/500Gの背面発表会場には交換用カラーパネルも参考展示された

 EPGはGガイドに対応。8日分の内容が閲覧可能。番組表から録画したい番組を選び、手軽に録画できるほか、日時・時間指定での予約も可能。再生時には3段階の早送り再生や、30秒スキップ、10秒バックなどが利用可能。録画番組を番組のグループごとにまとめて表示する機能も備えている。

 出力はHDMI、コンポジット、アナログ音声を各1系統。最大消費電力は12W。外付けHDDが無い場合は9.5W、待機時消費電力は0.5W。リモコンが付属する。


(2011年 10月 19日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]