JVC、「Everio」高画質ハイエンドモデル「GZ-G5」

-F1.2レンズと裏面照射CMOS。1080/60p撮影対応


高画質ハイエンドモデル「GZ-G5」

 JVCケンウッドは、JVCブランドのビデオカメラ「Everio(エブリオ)」の、高画質ハイエンドモデルとして「GZ-G5」を2月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は11万円前後。カラーはブラックのみ。内蔵メモリは64GB。

 なお、同日に発表された「GZ-VX770」、「GZ-EX270」、「GZ-EX250」とは異なり、無線LAN機能は備えていない。

 1/2.3型、総画素1,062万画素の、裏面照射CMOSを採用したビデオカメラ。JVC製の明るいF1.2 GTレンズと組み合わせる事で、最低照度2ルクスを実現。暗いシーンでもノイズを抑え、明るく撮影できるという。

 さらに、AVCHD Progressiveに対応し、1080/60pでの撮影が可能。ハイビジョン規格で最大本数となる、水平解像度が1080TV本の動画記録が可能で、細部も高精細に再現できるとしている。

 フルHD記録に加え、300fps(720×480ドット)のハイスピード撮影も可能。約15コマ/秒、最大95コマまで静止画高速連写機能も備えている。

ハイビジョン規格で最大本数となる、水平解像度が1080TV本の動画記録が可能プログレッシブ記録に対応。動きの多いシーンも滑らかに撮影できるという

 光学式の手ブレ補正は「パワードアクティブモード」に対応。従来モデルで採用してきた、アクティブモードと比べて、ワイド端での補正エリアを約3.5倍に拡大したもので、明るいシーンを広角側で撮影する際に活用できるほか、ズーム時にも補正効果を発揮するという。

F1.2の明るいGTレンズを採用モニタを開いた本体側面液晶モニタは3.5型

 レンズはJVC製のGTレンズで、焦点距離は35mm換算で、動画時が29.5~448mm(ダイナミックズームON時)、29.5~406mm(ダイナミックズームOFF時)。フィルタ径は46mm。

 レンズフィルタや、シュー、ヘッドホン端子、マイクインプットといったオプションへの拡張にも対応。また、「インテリジェントオート撮影機能」も備えており、カメラまかせの手軽な撮影にも対応可能。

 液晶モニタは3.5型、92万画素のクリアブライトIII液晶を採用。メニュー選択などはタッチ操作で行なえる。別売の専用BDライター「CU‐BD50」や、外付けHDDへの撮影データ記録に対応。BD作成が可能なWindows用ソフト「Everio MediaBrowser4 BE」も付属する。

 64GBの内蔵メモリに加え、SD/SDXC/SDHCカードスロットも装備。外形寸法は57×129×63mm(幅×奥行×高さ)で、重量は付属バッテリ込みで約400g、本体のみで約360g。付属バッテリ使用時の連続撮影時間は約1時間15分、実撮影時間は約40分。


(2012年 2月 2日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]