JVC、ダンス/楽器向けのiPod/CDオーディオ旗艦モデル

RV-NB90-B

　JVCケンウッドは、JVCブランドの新製品として、重低音再生を重視したiPod/CDオーディオシステム｢RVシリーズ｣のフラッグシップモデル「RV-NB90-B」を4月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は37,000円前後。

　フルレンジスピーカー2基とスーパーウーファ2基、4chアンプを備え、iPod/iPhoneやCDなどを再生できるオーディオシステム。ダンスや音楽演奏などでの利用を想定しており、従来モデルに比べ音質を強化したほか、ミキシングマイク/ギター入力や、ギター用のディスト―ション回路を備えたことが特徴。メトロノーム機能(テンポ：30～250、拍子：1～7)も搭載する。

　iPod/iPhoneをデジタル接続できるドックを前面に搭載し、従来のアナログ伝送に比べ高音質化を実現。ドック部はiPod/iPhoneを粉塵や衝撃から守るビルトイン構造で、選曲などの基本操作はドックに収納したままリモコンで行なえる。なお、本体は防水/防滴/防塵仕様ではない。

　Bluetooth 2.1 + EDRにも対応し、iPhoneやAndroid端末などからのワイヤレス伝送にも対応。著作権保護のSCMS-Tにも対応し、ワンセグ音声も伝送できる。

　CDやiPodなどを再生しながら、歌やギターを入力できるミキシングマイク/ギター入力(兼用)端子を搭載。USB/FM/外部入力/メトロノームなど全てのソースとミキシングできるという。さらに、オリジナルのサウンドチューニングを施したギターディストーション回路も内蔵。エフェクタを繋ぐ必要がなく、ギターからのダイレクト接続でディストーションサウンドを楽しめる。

　USB端子を備え、CDやFMラジオを録音可能なほか、CDとマイク/ギター入力の音声をミキシングして録音することもできる。ミキシング録音できる入力ソースは、CD/FM/外部入力/メトロノーム。iPod/iPhoneなどの音は、外部入力端子経由で録音可能。録音フォーマットはMP3(192kbps)。

　CD部は音楽CDのほかMP3/WMAを記録したCD-R/RWも再生可能。USB端子に接続したUSBメモリ内のMP3/WMAも再生できる。

　スピーカーは、両サイドに13cm径のスーパーウーファを水平対向配置するバスチューブ構造を採用。不要な振動を抑え、引き締まった重低音を再生できるという。音楽ソースやリスニング環境に合わせて、重低音を6段階で調整できる。前面のフルレンジスピーカー部は独立密閉キャビネット構造で、クリアな中高域再生を実現したという。内蔵アンプはフルレンジが5W×2ch、スーパーウーファが15W×2chの合計40W。

　AC電源または単1電池10本で動作し、消費電力は電源ON時が28W、待機時(AC電源使用時)が0.5W以下。外形寸法は666×240×235mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約7.2kg。リモコンやショルダーベルト、ストッパー×2、バックル×2などが付属する。