セガトイズ、次世代HOMESTAR「earth theater」発表

-LCOSプロジェクタでSDカード映像と星空を連携投影


earth theaterのブラックモデル

 セガトイズは、家庭でプラネタリウムが楽しめる「HOMESTAR(ホームスター)」シリーズの新製品として、光学式の星空投影機能に加え、LCOS(反射型液晶)方式のプロジェクタも搭載した“ハイブリッド式投影”タイプの「earth theater(アースシアター)」を11月22日に発売する。価格は36,750円。

 ホームスターは、プラネタリウム制作者の大平貴之氏とセガトイズが共同開発したもので、手軽に家庭内の壁や天井に星空を投影できるのが特徴。

 カートリッジ式の恒星原板を挿入し、光学式投影で6万個以上の星空を投影できる従来のホームスターの特徴を受け継ぎながら、新たにセガトイズが独自開発したLCOS方式のデジタルプロジェクタ機能も搭載。サウンド機能も追加した「次世代家庭用プラネタリウム」と位置付けられている。


ホワイトモデルも

 本体にSDメモリーカードスロットを備えており、SDカード内の映像をプロジェクタから投写。星空を組み合わせて表示する事で、「天空に広がる星空の世界をよりドラマチックに演出する」という。製品付属のSDカードには、2種類のアースシアター専用の映像コンテンツを収録。宇宙と神話の世界を描くデジタルグラフィックアーティスト・KAGAYA氏の全面協力のもと制作された映像となっている。

 なお、「デジタル映像連動機能」も備え、業務用に近いプラネタリウム効果を演出するために、映像ソフトには特殊な信号が打ち込まれている。この信号によって星空側の光源をコントロール。映像シーンに合わせて星空側の投影の強弱、ON/OFFを自在にコントロールできるという。

 映像コンテンツは、今後新しいコンテンツの発売も予定。また、恒星原板はカートリッジ式であり、既存HOMESTAR PROシリーズの原板も使用可能。新しい恒星原板の発売も予定されている。


投影イメージ。星空と映像を重ねて、様々な演出ができるという

 サウンド機能として、3W×2chのステレオスピーカーを搭載。ライン出力も備えており、オーディオ機器から音を出す事もできる。なお、新たに追加されたプロジェクタユニットは、騒音に配慮し、ファンレス方式を採用。冷却用の大型ヒートシンクを備えている。

 また、様々な家庭の天井面に、光学投影とデジタル投影を重ね合わせて表示できるよう、プロジェクタ側には5度の角度調整機能を持たせている。

 外形寸法は180×180×220mm(幅×奥行き×高さ)。投影星数は約6万個、投影範囲は最大約3mの円状(直径)。角度調整は0度~90度。光源は3Wの白色LED。


(2012年 6月 14日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]