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ソニー、米NFLコーチ用のヘッドセット。1000Xシリーズの技術活用

ソニーが開発した米NFLのコーチ用ヘッドセット

ソニーと、米プロアメリカンフットボールリーグ「National Football League(NFL)」は、新開発したNFLコーチ用のヘッドセットを、2025年シーズンから導入する。ヘッドセットには、ソニーのワイヤレスヘッドフォンのフラッグシップモデル「1000X」シリーズの開発から得た知見や技術を活用したとのこと。ソニーの「広報note」では開発陣インタビューも掲載されている。

NFLコーチ用ヘッドセットでは、1000Xシリーズを通じて多くのユーザーから高い信頼を得ているノイズキャンセリング技術を活用。100dBを超える実際の観客騒音下でテストを行ない、ノイズキャンセリングのアルゴリズムをスタジアムの環境に最適化して搭載した。

また専用設計のマイクも装備し、コーチの声を分離して強調することにより、フィールド上で常に明瞭なコミュニケーションを実現する。

さらに、雨や雪などの厳しい気象条件、極端な暑さや寒さなどにも耐えられる設計に加えて、落下テストも実施して、試合環境で求められる堅牢性を確保した。人間工学に基づいた設計で長時間の着用や、激しく動く状況でも安定した装着感を維持できる。

このヘッドセットは2025年のNFLシーズンで全32チームに導入予定。

ソニーの商品やサービスに込めた開発者の想いや裏話などを掲載する「広報note」では、開発に携わった社員のうち、5名がインタビューに参加。社員がNFLと共同でどのように開発に取り組んだのかが紹介されている。