オヤイデ、Shure「SEシリーズ」用の交換ケーブル

-「音質と柔軟性を両立」。延長ケーブルも


「HPC-SE」をSE535(別売)へ接続した例

 小柳出電気商会(オヤイデ)は、Shureのカナル型(耳栓型)イヤフォン「SEシリーズ」用の交換ケーブル新製品「HPC-SE」を6月30日に発売する。価格は、1mモデルが7,875円、1.3mが8,190円。カラーはブラック、レッド、シルバーの3色を用意する。

 また、ヘッドフォン用の延長ケーブルも同日に発売する。価格はステレオミニジャック-ステレオミニプラグを用いた「HPC-35J」の1.3mが4,410円、2.5mが5,670円。ステレオミニジャック-標準プラグの「HPC-62J」は1.3m 4,830円、2.5m 6,090円。さらに、これらのケーブルに使われているステレオミニジャックの「J-3.5SR」も840円で単品発売する。



■ Shure SEシリーズ用の交換ケーブル

 SEシリーズのイヤフォンで利用できる交換ケーブル。プラグはステレオミニ。接続可能なモデルはSE215、SE315、SE425、SE535、SE535 Special Edition(SE535LTD)。ケーブル長は1mと1.3mの2種類。

 中心導体にPCOCC-A(AWG26)、外装に鉛フリーのPVCを使用し、音質と柔軟性を両立させたという新開発のケーブルを採用。ブラック/レッドモデルにはPCOCC-Aスパイラルシールド、シルバーには銀メッキOFC編組シールドを施している。

 ステレオミニプラグには、削り出しの銅合金に銀ロジウムメッキを施した「P-3.5SR」を採用した。イヤフォン側のプラグは金メッキ電極を高精度にモールド成形。耳へのフィット感を高めるため、先端をなだらかに屈曲させている。耳掛け用の金属ワイヤーを不要とし、耳に違和感なく装着できるという。

カラーは3色レッドモデルの端子部耳掛けのワイヤーを不要とした


■ ヘッドフォン/イヤフォン延長ケーブル

 ステレオミニ接続イヤフォン/ヘッドフォン用の延長ケーブル。プラグはステレオミニの「HPC-35J」と6.2mm標準「HPC-62J」の2種類で、それぞれ長さ1.3mと2.5mのモデルを用意する。

 イヤフォンと接続するステレオミニジャック部「J-3.5SR」は、銅合金削り出しの筺体と、銅合金にシルバー/ロジウム2層メッキを施した電極とを、耐熱性/剛性に優れたガラスフィラー混合樹脂でモールド。薄く削り出した銅合金カバーには硬質ベリクロームメッキを施し、軽量化と制振性の向上を図っている。

ステレオミニプラグを備えた「HPC-35J」標準プラグを備えた「HPC-62J」ステレオミニジャックの「J-3.5SR」

 ケーブル部は同社の「HPCSeries」にも使われているオリジナルの「HPC-22W」で、PCOCC-A導体や、電気特性に優れたフッ素樹脂絶縁、柔軟性と耐久性を持つTPEシースを使用したヘッドフォン専用ケーブル。

 ステレオミニプラグと標準プラグには、HPC Seriesと同じくシルバー/ロジウム2層メッキの「P-3.5SR」、「P-240T-SR」をそれぞれ採用。オヤイデの音響用ハンダ「SS-47」も使用している。



(2012年 6月 22日)

[AV Watch編集部 中林暁]