ニコン、Android 2.3搭載デジカメ「COOLPIX S800c」

　ニコンは、Android搭載のコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S800c」を9月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は48,000円前後。カラーはホワイトとブラックの2色。

　OSにAndroid 2.3.3を採用し、IEEE 802.11b/g対応の無線LANを搭載したデジタルカメラ。3.5型/約82万画素のタッチ操作対応有機ELディスプレイを装備し、「スマートフォンのような操作性」が特徴。撮影やGoogle+/Facebook/TwitterなどのSNSなどが楽しめるという。

COOLPIX S800c(ブラック)	COOLPIX S800c(ホワイト)

　Google Playに対応し、アプリの追加も可能。無線LAN内蔵のため、撮影した映像をそのままSNSアップロードできるほか、緯度/経度などの位置情報を付与するGPS機能に対応。A-GPSファイルにも対応している。無線LANの設定はWPS 2.0に対応する。「スマートデバイスへ転送」機能を使って、AndroidやiOSデバイスに、高解像度の画像や動画をワイヤレスで伝送できる。Android/iOS用に連携アプリ「Connect to S800c」を提供する。Android用アプリ「my PictureTown」も提供。ニコンの写真保存/共有サービス「my Picturetown」のクラウド利用が可能となる。

背面に有機ELのタッチディスプレイ

　撮像素子は1,602万画素の裏面照射型CMOSで、レンズは光学10倍(F3.5～5.8/35mm換算25～250mm）のNIKKORレンズ。レンズシフト方式の手ぶれ補正や4倍のデジタルズームも備えている。1,920×1,080/30pのフルHD動画撮影にも対応。1/2、1/4、1/8の速度でのスローモーション動画や、2倍速度で再生する早送り動画の撮影も可能となっている。画像処理エンジン「EXPEED C2」を搭載。プロセッサはCoretex-A9。

　記録メディアは約1.7GBの内蔵メモリとSD/SDHCメモリーカード。バッテリはリチウムイオンの「EN-EL12」で、電池寿命は静止画撮影時約140コマ、動画撮影時で約40分。外形寸法は約111.4×27.2×60mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約184g。