アイ・オーとバッファロー、REGZA Z7向けHDDを発表

最大7TBでUSB 3.0接続。HDD交換対応モデルも


アイ・オー・データは「AVHD-ZRシリーズ」

 アイ・オー・データ機器とバッファローは27日、最大6チャンネルの地デジ番組を常時録画できる「タイムシフトマシン」機能を備えた「REGZA Z7シリーズ」向けのHDDをそれぞれ発表した。

 アイ・オー・データは「AVHD-ZRシリーズ」として、容量5TB(タイムシフトマシン用4TB/通常録画用1TB)の「AVHD-ZRC5」と、7TB(同6TB/1TB)の「AVHD-ZRC7」をラインナップ。12月出荷を予定しており、価格はオープンプライス。店頭予想価格は「AVHD-ZRC5」が3万円台半ば、「AVHD-ZRC7」が5万円前後の予定。

 各モデルとも、ドライブ構成は、タイムシフトマシン用に内蔵HDDを2台、通常録画用としてカセットタイプ(挿抜式)のHDDを1台、合計3台を搭載している。


バッファローの「HDT-AVU3/Vシリーズ」

 バッファローは、「HDT-AVU3/Vシリーズ」として、容量2TB、4TB、6TBの3モデルを用意。4TBと2TBは10月下旬発売、6TBは受注生産(11月下旬出荷予定)となる。店頭予想価格は、2TBの「HDT-AV2.0TU3/V」が2万円前後、4TB「HDT-AV4.0TU3/V」が3万円前後、6TB「HDT-AV6.0TU3/V」が4万円前後。

 タイムシフトマシン専用のHDDとなっており、各モデルのドライブ構成は、HDT-AV2.0TU3/V」が1TB HDD×2台、「HDT-AV4.0TU3/V」が2TB×2台、「HDT-AV6.0TU3/V」が3TB×2台となっている。




■REGZA Z7と組み合わせ

 いずれのモデルも、東芝が27日に発表し、10月下旬より発売する液晶テレビ「REGZA Z7シリーズ」で使用できる、USB 3.0接続の外付けHDD。対象テレビは55型の「55Z7」、47型「47Z7」、42型「42Z7」。

 Z7は、最大6チャンネルの地デジ番組を常時録画できる「タイムシフトマシン」機能を備え、それ以外にも通常録画用に地上デジタル3系統、BS/110度CSデジタル2系統のチューナを搭載している。しかし、録画用HDDが別売となっており、ユーザーが容量を選んで購入できるのが特徴。

 東芝からも本体背面に取り付けられる「THD-250T1」(2.5GB/実売4万円前後)が発売予定だが、アイ・オー・データとバッファローからも対応HDDが発表された。

東芝純正のタイムシフトマシン用HDD「THD-250T1」。Z7背面のVESAマウント部に装着できる

 6チャンネル分の地デジ番組を一時保管しておける時間は、2TBで約40時間、4TBで約80時間、6TBで約120時間となる。いずれのモデルも、連続録画に適した、信頼性の高いAV機器用HDDを採用している。



■アイ・オーは通常録画用HDDが交換可能

通常録画用HDDを簡単に交換できる

 アイ・オー・データの「AVHD-ZRシリーズ」は、縦置きと横置きの両方に対応。前述の通り、タイムシフトマシン用に内蔵HDDを2台、通常録画用にカセットタイプのHDDを1台採用しており、通常録画用HDDを簡単に交換できるのが特徴。交換用のカセットタイプHDDはオプションとして別途販売予定で、REGZAには8台まで登録できる。

 大口径冷却ファンを装備し、外形寸法は215×189×70mm(幅×奥行き×高さ)。電源ユニットを内蔵し、ACアダプタレスとなっている。




■バッファローは鏡面処理

 バッファローの「HDT-AVU3/Vシリーズ」は、タイムシフトマシン専用のHDD。横置きデザインを採用しており、筐体に鏡面処理を施した。「テレビと調和した高級感を演出する」という。

 冷却ファンも搭載。REGZA向けの「かんたん接続マニュアル」を同梱しており、ケーブル接続やテレビ設定がわかりやすく説明されているとのこと。

 なお、これとは別に、既発売の長時間録画「レコロング」機能搭載HDD「HDX-LSU2/Vシリーズ」(3.5型タイプ)が、REGZAのZ7、およびJ7の長時間録画(TR)モードに対応した事が発表された。

 「レコロング機能」は、フルHDに対応したMPEG-4 AVC/H.264のトランスコードLSIを搭載し、最大で4倍の長時間録画を可能にする機能。テレビ側が長時間録画機能を備えていなくても、HDD側での長時間録画が行なえるのが特徴。レコロング対応テレビで利用できる。


(2012年 9月 27日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]