iOSアプリ「Twonky Beam」がDTCP-IP対応。iPhoneで地デジ番組視聴
Twonky Beam Ver.3.3 |
パケットビデオは28日、iOS用のDLNAアプリ「Twonky Beam」の最新バージョン3.30を公開し、iOSでもDTCP-IPに対応した。これにより日本の地上デジタル放送を録画したDTCP-IPサーバー機器から、iOSデバイスを使って録画番組のストリーミング視聴が可能となる。対応OSはiOS 5.0以降のiPhone/iPod touch/iPadだが、「デバイス性能により、iPod Touch、iPad(第1世代)、iPhone 4はDTCP-IP再生のサポート対象外」としている。
iPhoneなどの動画/静止画/音楽を、無線LAN経由でUPnP/DLNA対応テレビに「Beam転送」して再生したり、LAN内のサーバーにあるコンテンツをiPhoneなどで操作/再生できるアプリ。これまでもAndroid版ではDTCP-IPクライアントとして利用できていたが、iOSではできなかった。しかし今回のVer.3.3.0でiOS版でもDTCP-IPをサポートした。
これにより、DTCP-IP対応のサーバーやレコーダ内に録画したデジタル放送番組をストリーミング視聴できるようになった。対応のDTCP-IPサーバーは、ソニー製のレコーダで、対象モデルはBDZ-EX3000/ET2000/ET1000、BDZ-AX2700T/AT970T/AT950W/SKP75/AT770T。さらに、BDZ-EW2000/EW1000/EW500/E500も、2013年春実施予定の放送ダウンロードによるソフトウェアアップデートで対応予定。
なお、ソニーBDレコーダでは、DTCP-IPストリーミング「家じゅうどこでも視聴」の際に、720p、約3Mbps(最高約6Mbps)のMPEG-4 AVC/H.264に変換して出力する。 Twonky Beamがこれをサポートすることで、iOS上でのストリーミングを実現している。
また、Android版のTwonky Beamと対応機器の組み合わせでは、録画番組だけでなく、放送中の番組の転送放送(ライブチューナー)再生に対応しているが、iOS版では録画番組のみの対応となる。
DLNAサーバーにアクセス | nasne内の録画番組もiPhone 4Sから再生できた |
DLNAサーバー/コントローラ機能も搭載し、Twonky BeamをインストールしたスマートフォンやTablet内の動画や音楽、写真をホームネットワーク上のDLNA対応機器に出力可能。また、YouTubeやU-NEXT、vimeoなどのオンラインコンテンツをBeam転送することもできる。
「もくじでジャンプ」。Tabletに無線で番組ダビング
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20120918_559195.html
(2012年 11月 29日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]