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パナソニック、Bluetooth/AirPlay/DLNA対応スピーカー

ワイヤレスのCDユニット兼iPhoneドックも付属

 パナソニックは、Bluetooth対応のワイヤレススピーカー2機種を5月17日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はCDプレーヤーユニット付きの「SC-NE5」が45,000円前後。CD無しの「SC-NE1」が23,000円前後。カラーはいずれもブラック(K)。

SC-NE5。右側がCDユニット
SC-NE1

 Bluetoothにより、スマートフォンやタブレットなどの音楽を再生できるワイヤレススピーカー。NE5はAirPlayもサポートし、iPhone/iPod touch/iPad(iOS 4.3.3以降)やパソコンのiTunes(10.2.2以降)とワイヤレス接続して、WAVなどのファイルも高音質なまま楽しめるとしている。さらに、NE5はDLNAもサポートし、サーバー内の音楽をLAN経由で再生可能。無線LAN(NE5のみ)はIEEE 802.11b/gに対応する。

SC-NE5のCDユニット。前面はiPhoneなどを置けるドックになっている

 NE5はワイヤレス接続のCDプレーヤーユニットも付属。音楽CDやCD-R/RWをワイヤレスでスピーカー部に伝送して再生できるほか、このユニットをiPhone/iPod/iPadドックとしても利用可能。ワイヤレス伝送にはBluetoothを使用する。Lightningコネクタ搭載のiPhone 5や第5世代iPod touch、第7世代iPod nanoをダイレクトに装着して再生/充電ができるほか、USB-Dock(30ピン)ケーブルやUSB-Lightningケーブルを用意することで、第1~5世代iPod touch、第2~7世代iPod nano、iPhone 3G/3GS/4/4S/5、iPad 2、第3~4世代iPad、iPad miniを接続して再生/充電することも可能。

 iOS/Android端末向けに、音楽再生アプリ「Panasonic Music Streaming」も提供。スマートフォンや、DLNAサーバー内(NE5のみ対応)にある音楽をDLNAやAirPlay(iOS版のみ)/Bluetooth経由でワイヤレス再生できる。対応OSは Android OS 2.2以上、iOS 5以上。

 両機種とも、BluetoothはVer.2.1 + EDR準拠で、プロファイルはNE5がA2DPとAVRCP、NE1はA2DPのみサポート。コーデックはSBCを利用する。SCMS-Tの著作権保護にも対応し、ワンセグ音声なども伝送できる。伝送時の信号圧縮で失われた高域信号を補正して再現する「Bluetoothリ.マスター」により、ワイヤレスでも高音質なサウンドが楽しめるという。

 スピーカーは両モデルとも2ウェイ2スピーカー構成で、2.5cm径セミドーム型ツイータと8cm径ウーファを搭載。薄型の筐体ながら、内部の「エアロストリームポート」と「ロングストロークウーハー」により、低域の強化を図っている。スピーカーコーンには、ナノサイズまで微細化した竹繊維を使用している。アンプの最大出力は20W×2ch。NE5には、エッジ部分にクリスタル調の素材を使用。スピーカー部とCDユニット部のデザインに統一感を持たせている。

 NE5のみ、FM/AMラジオも搭載。また、両機種ともステレオミニの音声入力を備え、プレーヤーとの有線接続もできる。スピーカー部の外形寸法は、両機種とも570×100×206mm(幅×奥行き×高さ)、重量はNE5が約2.8kg、NE1が約2.7kg。NE5のCDユニット部は192×93×206mm(同)、約0.9kg。リモコンが付属する。

(中林暁)