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サエク、韓国有力ユニットメーカーの新イヤフォン

スマホ最大シェアのダイナミックモーション製

 サエクコマースは、韓国ダイナミックモーションのカナル型(耳栓型)イヤフォン「RM-8008(仮)」を11日より東京・青山で開催される「春のヘッドフォン祭」に参考出展する。製品の詳細発表は後日の予定だが、発売は11月1日を予定しており、価格は1万円前後。

RM-8008(仮)

 ダイナミックモーションは、小型スピーカーやヘッドフォン、イヤフォンユニット製造を専門とするメーカー。その社名のとおり“ダイナミック”型のユニットにこだわりながら、共振を起こりにくくするエッグ型ドライバーユニット(楕円型振動板)や、ダイナミック型ながらバランスド・アーマチュア(BA)に近い特性をもたせる振動板製造方法を確立しているという。

 また、全世界でトップシェアを有するスマートフォンにバンドルされるイヤフォン用ユニットを独占的に手がけており、その生産数は月産2,500万個(1,250万ペア)に及ぶ。なお、IDCの調査によれば、2012年のスマートフォン世界出荷トップはサムスン。

 日本初上陸モデルは、8mm径ドライバを搭載したカナル型イヤフォンで、振動板に一般的なPETフィルムとは違う、理想的な音響特性を持つ高性能フィルムを採用。解像感や音像の密度、帯域バランスに優れたサウンドを提供するという。

 ハウジングは樹脂製だが、カバーにはアルミニウムを採用。また、日本専用モデルのために、サウンドチューニングは日本国内で行ない、より完成度の高い音質を目指したとする。

(臼田勤哉)