タランティーノ監督作「ジャンゴ」が8月BD化

ジャンゴ 繋がれざる者 初回生産限定 ブルーレイ プレミアム・エディション

　ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、クエンティン・タランティーノが監督・脚本を手掛け、第85回アカデミー賞で脚本賞と助演男優賞を受賞した「ジャンゴ 繋がれざる者」を、8月7日にBlu-ray/DVD化する。価格は、本編BD+特典DVDの「ブルーレイ プレミアム・エディション」が6,980円、本編BD+本編DVDの「ブルーレイ&DVDコンボ」が4,980円。どちらも初回生産限定となる。

　「ブルーレイ プレミアム・エディション」には、本編BDと特典DVDを収録。本編BDには約40分の特典映像を収録しており、「マカロニ・ウエスタン再び:馬のスタント」、「シャレン・デイヴィスのコスチューム・デザイン」、「J・マイケル・リーヴァ:プロダクション・デザイン」、「Tarantino XX Blu-ray Collection トレーラー」、「『ジャンゴ 繋がれざる者』オリジナル・サウンドトラック トレーラー」を収めている。

　特典DVDの収録時間は約54分で、米国のイベント・コミコンでの、タランティーノ監督インタビューを収録している。また、封入特典として、コミックブック(日本版/32ページ)と、監督の映画論がわかるという36ページのインタビュー集も同梱。コミックは、DCコミックから発売されているものを抜粋し、日本語に翻訳したもので、コミック単品での発売予定は無いという。

　内容は、監督の初期構想をもとにしたオリジナル脚本を採用。作画はR・M・ゲラ。映画では描かれなかったシーンも含めた初期構想を忠実に再現したものになっているという。なお、初期構想は、監督が前作で来日した際に思いつき、東京のホテルで書いたという。

日本版のコミックブック

　「ブルーレイ&DVDコンボ」には、本編BDと本編DVDを収録。本編BDは、プレミアム・エディションに収録しているものと同じ。本編DVDの特典映像は約14分で、本編BDから、「馬のスタント」と「コスチューム・デザイン」を省いたものとなる。

あらすじ

　主人のもとで人間性を奪われ、妻を奪われた奴隷のジャンゴ(ジェイミー・フォックス)は、賞金稼ぎのシュルツ(クリストフ・ヴァルツ)と出会い、自由を与えられる。そして、彼と共に銃の腕を磨き、稼いだ金で妻を買い戻そうと決意する。

　お尋ね者を追うアメリカ横断の旅の最終目的地は、妻が捕らわれているキャンディ・ランド。そこは残忍な若き暴君カルビン・キャンディ(レオナルド・ディカプリオ)が君臨する農園だ。ジャンゴとシュルツは奴隷商人を装いキャンディ・ランドに乗り込むが、見かけは黒人、心は白人の老獪な奴隷頭スティーブン(サミュエル・L・ジャクソン)が2人の正体を見破り、思いも寄らない一大死闘へと展開してしまう……。

　アクションシーンをふんだんに盛り込んだ西部劇で、タランティーノ監督ならではのバイオレンスシーンも。また、レオナルド・ディカプリオの怪演も見所となる。マカロニ・ウエスタンからインスピレーションも受けており、「続・荒野の用心棒」でジャンゴを演じたフランコ・ネロも出演している。