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TBS、TV/スマホ連動のHybridcastコンテンツを開発

「カウントダウン TV コネクト」など。NHK技研公開でデモ

 TBSは27日、次世代テレビの放送通信連携技術「Hybridcast(ハイブリッドキャスト)」を活用したコンテンツを開発したと発表した。5月30日~6月2日にNHK放送技術研究所で開催される「技研公開 2013」でデモンストレーションを行なう。

 30日からの技研公開では、テレビとスマートフォン/タブレットが連動する新しいサービスとして、音楽番組/報道ニュース/コマーシャルにおいて「未来のテレビ視聴を体験できる」というデモコンテンツを用意。

 デモの一つ 「カウントダウン TV コネクト」は、音楽番組を視聴する際に、アーティストのパフォーマンスに合わせ、スマートフォンに向けて歌唱すると、その歌が採点されるというもの。TBSが社内横断で展開する「番組をデジタルで盛り上げよう会議(通称:デジもり)」で企画/制作。第一興商が技術協力とアプリ提供を行なっている。

 「おまかせニュース」は、ニュース番組/項目と連動して、個人の嗜好に合わせた関連ニュースが手元のタブレットに自動表示され、VOD視聴できるというもの。共同実験/システム提供は、NTTサービスエボリューション研究所。

  「セカンドスクリーン連動CM」は、CM放送中にスマホ/タブレットを使った簡単なゲームに参加してポイントを集めると、プレゼントがもらえるという内容(デモのため、会場でプレゼントは実施しない)。企画協力はピザハットと、映画「忍たま乱太郎 夏休み宿題大作戦!の段」製作委員会。

 「ハイブリッドキャスト」は、IPTVフォーラムが標準化を進めているインターネットを活用した次世代の放送通信連携技術。対応テレビを利用して、番組と連動したHTML5アプリケーションを利用できるほか、スマートフォン/タブレットをセカンドスクリーンとして、関連情報の取得やテレビ側のHTML5コンテンツの操作などができる。

(中林暁)