ニュース

エミライ、Resonessence Labs製のDSD対応USB DAC

ヘッドフォン出力付きの「CONCERO HP」も。99,750円

 エミライは、カナダBCIC Designのオーディオブランド「Resonessence Labs」製のDSD対応USB DAC 2機種を8月15日に発売する。出力端子が同軸デジタル/アナログRCAの「CONCERO HD」(RSL-CNHD)と、同軸デジタル/ヘッドフォン装備の「CONCERO HP」(RSL-CNHP)を用意し、価格はいずれも99,750円。

CONCERO HD
CONCERO HP

 いずれも、DSD 64(2.8MHz)/DSD 128(5.6MHz)と最高32bit/384kHzのリニアPCM再生に対応するUSB DAC。ESS Technology製の最新DACチップ「ES9018-2M」を採用する。DSDの再生はDoP(DSD over PCM) standard Ver.1.1。「CONCERO HD」は、2.8MHzのDSD信号を同軸デジタルからからDoP形式で出力することも可能。44.1/48kHzのPCM信号入力時はビットパーフェクトで出力するか、アップコンバージョンを有効にするか選択できる。

 既発売の上位モデル「INVICTA」(648,900円)にも採用されているアシンクロナス伝送対応USBドライバを利用できるほか、INVICTAのPLLレス低ジッタークロック回路やジッターリダクション機能も搭載する。USBバスパワーで動作する。

 ヘッドフォン出力装備の「CONCERO HP」は、低歪み(全高調波歪率0.001%未満)で広ダイナミックレンジ(112dB以上)のヘッドフォン出力回路を搭載。出力は32Ω時が270mW、600Ω時が22.75mW。ヘッドフォン端子は標準ジャック。前面にボリュームノブを備え、再生ソフトの音量を、CONCERO HP本体のノブで調整できる。

 「CONCERO HD」の同軸デジタル端子は入出力兼用で、USBデータ通信時は出力、USB給電時はデジタル入力に自動で切り替わる。一方、「CONCERO HP」の同軸デジタルも入出力兼用だが、こちらはソフトウェアで切り替えられる。

 2機種とも、全高調波歪率は0.001%以下、ダイナミックレンジは112dB。外形寸法は、CONCERO HDが99×107×25mm(幅×奥行き×高さ)、CONCERO HPが99×117×25mm(同)。重量は約375gで共通。別売の「Apple Remote」からの操作にも対応する。

CONCERO HDの背面
CONCERO HPの背面

(中林暁)