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TAXAN、NFC/Bluetoothスピーカー「MeoSound」シリーズ

防水モデルなど3機種。FMトランスミッタも

MeoSound Juke

 加賀ハイテックは、TAXAN(タクサン)ブランドよりBluetooth対応のワイヤレスオーディオ機器「MeoSoundシリーズ」4製品を発売する。価格はすべてオープンプライス。Bluetoothスピーカー3機種は10月上旬発売で、店頭予想価格は「Juke」が8,800円前後、防水モデルの「Shower」が7,980円前後、「Splash」が7,500円前後。Bluetooth対応FMトランスミッタ「MeoSound transmitter」は9月13日発売で、店頭予想価格は3,480円前後。

 MeoSoundシリーズは、「ライフスタイルに合わせたシームレスな音空間」をコンセプトに、リビング/寝室向けや浴室向けなどのNFC対応Bluetoothスピーカー3モデルと、Bluetooth対応FMトランスミッタの計4製品をラインナップする。

NFC対応のBluetoothスピーカー3モデル

NFC機能のデモ。スマホでタッチすると「ペアリング中です」と音声が流れる

 Bluetoothスピーカー3モデルはNFCに対応し、NFC機能を備えたスマホなどをタッチするだけでBluetoothのペアリングができる。また、共通の機能として音声ガイダンス機能を搭載し、ペアリングや充電の完了などを音声で案内する。Bluetoothで接続したスマートフォンなどの着信に応答し、本体のマイクで通話ができるハンズフリー通話機能も備える。Bluetoothの仕様も共通で、バージョンは3.0+EDR、対応プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP。

 「MeoSound Juke」は、底面にパッシブラジエータを搭載し、豊かな低音を再生するというモデル。出力は2.5W×2ch。ステレオミニ入力端子を備え、ポータブルオーディオなどと有線接続可能。リチウムイオンバッテリを内蔵し、連続再生時間は約13時間、充電時間は約3時間。待機時間は約1,000時間。充電はUSBケーブルを使用する。外形寸法は138×80×78mm(幅×奥行き×高さ)、重量は370g。

ブロックのようなデザインのMeoSound Juke
上部には大型のボタンを搭載

 「MeoSound Shower」は、お風呂やアウトドアでの使用を想定した防水性能IP54相当のBluetoothスピーカー。ステレオミニの入力端子も搭載する。上部にボタンを備え、濡れた手でも操作可能。底面にパッシブラジエータを搭載し低音を強化している。出力は2.5W×2ch。リチウムイオンバッテリを内蔵し、連続再生時間は約13時間、充電時間は約3時間。外形寸法は144×83×72mm(同)、重量は350g。

 小型防水モデルの「MeoSound Splash」は、底面や側面に付属の吸盤を取り付けて、壁などに固定して使用可能。出力は1.5W×2ch。リチウムイオンバッテリ内蔵で、連続再生時間は約10時間、充電時間は約2時間。外形寸法は170×50×42mm(同)、重量は230g。

防水モデルのMeoSound Shower
「Shower」の上部。浴室でも操作できるようボタンが多く備わる
防水モデルのMeoSound Splash。濡れた手でも操作可能

Bluetooth対応のFMトランスミッタ

MeoSound transmitter

 「MeoSound transmitter」は、スマートフォンからBluetoothで音楽を伝送し、FM電波でカーステレオなどに出力するFMトランスミッタ。給電は車内のシガーソケットを使用する。すべての接続がワイヤレスのため、配線不要で後部座席からも操作可能な点を訴求している。

 本体に出力2.4AのUSB端子を備え、スマホなどに付属するUSBケーブルを接続して充電が可能。シガープラグは可動式で角度を変えることができる。Bluetooth 3.0+EDRに対応し、プロファイルはA2DP。SCMS-Tをサポートし、ワンセグ音声も再生できる。最大4台まで登録できるマルチペアリング機能を搭載。FM送信周波数は88.1/88.3/88.5/88.8MHzから選択できる。シガープラグ部分を除く外形寸法は47×17×47(縦×横×厚さ)、重量は43g。

今後もMeoSoundシリーズを拡充。Bluetoothレシーバなどを開発中

加賀ハイテックの常務取締役 事業推進本部長の松浦耕二氏

 12日には、TAXANブランドの新製品発表会が開催され、Bluetoothスピーカー「MeoSoundシリーズ」や、無線LAN搭載のSD/USBストレージ「MeoBankSD Plus」(オープンプライス/店頭予想価格7,980円)が発表された。「MeoBankSD Plus」については別記事で紹介している。

 発表会では、加賀ハイテックの常務取締役 事業推進本部長の松浦耕二氏が登壇し、新商品の説明を行なった。松浦氏は、MeoSoundシリーズの開発背景として、Bluetooth対応製品市場の急速な拡大を理由に挙げた。同社の調べでは、2013年のBluetoothスピーカーの国内販売台数は約20万台になる見込みで、今後も成長が期待できるという。同社では以前よりBluetooth対応製品を開発、販売してきたが、今後は一層取り組みを強化していくとし、MeoSoundシリーズのオーディオ用Bluetoothレシーバなどを開発中であると述べた。

Bluetooth製品市場の拡大について
MeoSoundシリーズの説明

(一條徹)