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ジャパンディスプレイ、5型フルHDの高輝度/省電力「WhiteMagic」液晶を量産開始

「WhiteMagic」搭載の5型液晶モジュール

 ジャパンディスプレイは11日、高輝度/省電力技術の「WhiteMagic」を搭載した5型フルHDのTFT液晶モジュールを量産開始したと発表した。

 WhiteMagicは、RGBにWの画素を加えることで画面全体の明るさを向上させる技術。入力されたデータを独自アルゴリズムで解析して信号処理を行ない、液晶パネルとバックライトを駆動することにより、画像の劣化なくバックライトの消費電力を低減。従来と同様の明るさでバックライトの消費電力を削減するモードや、従来のRGBと同等のバックライト消費電力で輝度を約1.5倍に上げて屋外での視認性を向上するモードなどが可能。

 量産を開始した液晶モジュールは、5型/1,080×1,920ドット(446ppi)。輝度は840cd/m2で、コントラスト比は1,000:1、色再現度はNTSC比70%。外形寸法は117.18×63.24mm(縦×横)。

 WhiteMagicを搭載した液晶モジュールは、2013年6月に稼働開始した第6世代の新ラインなどで生産。これまでの720×1,280ドットなどのサイズに加え、高精細のモデルにもWhiteMagicを拡充し、スマートフォンなど幅広い用途に対応していくという。

 同製品は10月23日から25日までパシフィコ横浜で開催される「FPD International 2013」に出展される。

(中林暁)