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メディアキャスト、Hybridcast連携対応のTV局向けBMLオーサリングツール

Foliage typeA Version3.2の画面イメージ

 メディアキャストは、Hybridcast(ハイブリッドキャスト)連携機能を搭載したデジタルデータ放送用BMLオーサリングツール「Foliage typeA(フォーリッジタイプエー) Version3.2」を10月21日に発売した。テレビ局やCATV事業者向けソフトで、1ライセンスあたりの価格は、新規購入で627,900円、Version2以前からのアップグレードで260,400円。Version3ユーザーは無償でダウンロード可能。

 「Foliage TypeA」は、マウスで操作可能なデジタルデータ放送コンテンツ作成用のプロ向けBML(Broadcast Markup Language)オーサリングツール。Version3.2では、新たにデータ放送とHybridcastを連携するための関数や機能をサポート。VOD(Video On Demand)連携機能やスマートデバイス連携機能も搭載する。

 メディアキャストは、「従来のデータ放送は、豊富なノウハウが蓄積されており、HybridcastやVODなどのネット連携サービスの入り口として、従来以上に活用が促進されると考えられる。また、Hybridcast対応の受信機が広く普及するまでの間は、各放送局ではHybridcastとデータ放送の併用運用となるため、当面の間はHybridcastとデータ放送の連携が必須になる」と、Hybridcast連携機能搭載の理由を説明している。

 Hybridcastは、テレビやスマートフォン/タブレットなどの端末において、テレビ放送とWebが連携した多様なアプリケーションの実現や、放送/通信連携を活用した新たなコンテンツ展開を目指したサービス。最新ニュースのネット経由での配信や、オンデマンド番組連携、番組の進捗にあわせた詳細情報の提供などが予定されている。NHK総合テレビが9月2日よりHybridcast放送を開始しているが、視聴にはHybridcast対応の受信機が必要。現時点では東芝の液晶テレビREGZA Z8X/Z7/J7シリーズが対応している。

(一條徹)