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モバイルTVの「V-High放送」に、スカパーやフジテレビなど5社が参入申請。来春放送へ

 総務省は31日、地上アナログ放送終了後のV-High帯域を使った放送(V-High放送/モバキャス)業務の認定申請受付け結果を発表した。5社から6番組、合計12セグメントの申請があった。今後、業務認定などの手続きを経て、'15年4月ごろの放送開始を予定している。

 V-High放送は、207.5MHz以上222MHz以下の周波数を使用する移動受信用の地上基幹放送。NTTドコモ子会社のmmbiが、2012年12月よりこの帯域を使って「NOTTV」を展開している。

 総務省は、V-High放送業務の認定申請受け付けを、'13年12月19日~'14年1月28日に実施。その結果、スカパー・エンターテイメントの「スカパー!モバイル TV」(仮)、アニマックスブロードキャスト・ジャパンの「アニマックス」、AXNジャパンの「AXN」、フジテレビジョンの「フジテレビONE スポーツ・バラエティ」と「フジテレビTWO ドラマ・アニメ」、日本映画衛星放送の「時代劇専門チャンネル」 の5社6番組の申請があった。5社ともOFDMフレームは13セグメント形式、各番組2セグメントの割り当てを希望している。

 総務省は、4月ごろに基幹放送業務認定と、電波監理審議会の諮問を予定。'15年4月ごろの放送開始を見込んでいる。

(中林暁)