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オヤイデ、重さ調整可能で複合素材採用のレコード用スタビライザー

使用イメージ

 オヤイデ電気は、アナログレコード用のスタビライザーの新モデルを6月10日に発売する。価格は標準モデルの「STB-MSX」が18,000円、ヘビーウェイトモデル「STB-HWX」が20,000円。

 アナログプレーヤーの上にレコードを設置、その上に乗せる事で、振動を処理するというもの。トップディスク、ボトムディスク、ウエイトなどで構成されており、ドーナツ盤以外はトップディスクを上向きにしてセット。ドーナツ盤ではトップディスクを下向きにしてセットすると、EPアダプタがドーナツ盤の穴に嵌合し、スタビライザーとして機能。アダプタ部は天面に向かって微妙なテーパーも備え、穴のサイズのバラツキにも対応できるという。

ドーナツ盤にも対応できる
標準モデルの「STB-MSX」
ヘビーウェイトモデル「STB-HWX」
ウエイトの装着個数で重さをチューニングできる

 トップとボトムディスク天面の素材は、前モデルのテキサリュームからカーボンFRPに変更。「カーボンFRPの優れた振動処理によって音質面のさらなる向上を図った」という。

 トップとボトムディスク自体の素材はA5052アルミ合金。さらに、真鍮クロームメッキのウエイト×6個も装着できる。ウエイトの装着個数で重さのチューニングが可能(MSXは40g、HWXは80g単位)。

 重さは、標準モデル「MSX」のウエイト無し時が200g、フル装着で440g。ヘビーウエイトモデル「HWX」は、ウエイト無しで240g、フル装着で740g。

 なお、標準モデル向けに、カーボン製のウエイト「STB-CM」(4個:5,200円/6個:7,200円)も別売。標準ウエイトとカーボンウエイトをハイブリッドで装着するなど、チューニングの幅を広げられる。

 カーボンFPR、A5052アルミ合金、真鍮クロームメッキのウエイト、振動を熱エネルギーに変換するEPDMゴム製ウエイトスペーサーという4種類の複合素材を用いる事で、振動モードの分散を図り、「不要振動を一掃。音楽の躍動感を浮かび上がらせる」としている。外形寸法は、MSXが70×35mm(直径×高さ)。HWXが70×55mm(同)。

(山崎健太郎)