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「楽天市場」での海賊版対策が強化。楽天とCODAの連携で鑑定、権利侵害品の情報削除

 楽天とコンテンツ海外流通促進機構(CODA)は3日、インターネットショッピングモールの「楽天市場」における著作物の無許諾複製品(海賊版)対策で連携するため、覚書を締結したと発表した。

 CODAは、日本の音楽や映画/アニメ/ゲームなどの海外展開促進を目的に設立された団体で、海外の警察などによる海賊版販売店舗の摘発にも協力している。楽天とCODAが連携することにより、楽天市場内の店舗において海賊版の販売などが疑われた場合、楽天が調査購入を行ない、CODAを通じて権利者が権利侵害の有無について鑑定を実施。明らかな権利侵害が確認された場合は、楽天が出店規約に基づきその商品情報の削除を促すなどの措置を取る。

 今回の連携に至った背景として、ECサイトやインターネットオークションなどで個人がインターネットを通じて簡単に物を販売(出品)できる機会が急増した一方で、海賊版などの権利侵害品が個人間で売買される例も報告されていることを挙げている。

(中林暁)