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au、ハイレゾ対応の「HTC J butterfly」を29日発売

192kHz/24bit FLAC再生など詳細情報。JBLイヤフォン付属

 auは、ハイレゾ音楽再生にも対応したAndroidスマートフォン新モデル「HTC J butterfly HTL23」の発売日を8月29日に決定した。カラーはルージュ、インディゴ、キャンバスの3色。

HTC J butterfly HTL23(ルージュ)

 HTC製の端末で、日本市場向けに特化して開発したau限定モデル第4弾。7月31日に発表され、8月下旬発売としていた。発売日決定に合わせて、詳細な仕様を明らかにした。

 ハイレゾ音楽の再生に対応し、192kHz/24bitまでのWAVやFLACをサポート。ヘッドフォンアンプも内蔵する。さらに、クリアなサウンドが再生できるという、JBLのイヤフォン「JBL ハイパフォーマンス インイヤー ヘッドフォン」も同梱。このイヤフォンは「JBL J22」をベースとしたもので、新たにマイクと音楽/通話用のボタンも備えたほか、カラーはau限定のオレンジ色となっている。

 本体にはデュアルフロントステレオスピーカーを搭載。このスピーカーの音響チューニングも、ハーマンの音響エンジニアが担当。「ラウドネス・再生帯域・リニアリティの観点からベストの音響を実現した」という。

HTC J butterfly HTL23(インディゴ)
HTC J butterfly HTL23(キャンバス)
JBL製のマイクリモコン付きイヤフォンが付属

 OSはAndroid 4.4で、ディスプレイは5型フルHD解像度の「superLCD3」。内蔵ストレージメモリは32GB、microSDXCカードスロットも備え、最大128GBまでのカードが利用可能。フルセグテレビ視聴に対応。赤外線通信やおサイフケータイも利用できる。

 背面に約1,300万画素と約200万画素の2つのカメラを搭載。「デュオカメラ」という機能で、2つのレンズで奥行きを検知し、撮影後でもデータの自由な加工や装飾が可能。フォーカス位置を撮影後に選択する「UFocus」や、擬似的な立体効果を演出する「3次元効果」、切り取った画像を別の画像に張り付けて加工できる「コピー・アンド・ペースト」など2つのレンズで実現する奥行きを活かした機能を利用できる。内側カメラは、5型以上のLTE/3Gスマホで国内初という約500万画素で、「驚くほど綺麗な自撮りが可能」としている。

 外形寸法は145×70×10mm(縦×横×厚さ)で、重量は約156g。連続通話時間は約1,010分、待ち受けは約490時間(3G)、約430時間(LTE/WiMAX 2+)。専用ユーザインターフェースの「HTC Sense」との組み合わせにより、ケース蓋を開けなくても各種通知が確認できるケース「ドットビューケース」もau公式アクセサリー「au +1 collection」から発売する。

 YouTube内に設けられた製品紹介動画のページでは、音楽の楽しみ方や、カメラでピントを調節して一眼レフ風にするという「UFocus」の使い方、コピーアンドペーストで合成画像を作る方法、ビデオハイライトの簡単な作成方法などを説明している。また、KDDIのサイトに、開発秘話のインタビュー記事なども掲載されている。

 発売前の8月20日より、KDDIデザイニングスタジオ(東京・原宿)、au NAGOYA(名古屋・栄)、au OSAKA(大阪・梅田)、au FUKUOKA(福岡・天神)で先行展示を行なう。

(中林暁)