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パナソニック、市販初BDプレーヤー内蔵カーナビ「Strada 美優Navi」。音の匠モード搭載

 パナソニックは、AVカーナビ「Strada 美優(ビ・ユー)Naviシリーズ」より、市販初のBlu-ray Discプレーヤー内蔵モデルとして、180mmコンソール用「CN-RX01D」と200mmワイド用「CN-RX01WD」を11月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はいずれも18万円前後。

CN-RX01D
CN-RX01WD

 また、CN-RX01D/WDからBDプレーヤーを省いたDVD/CD対応の「CN-RS01D」(180mm)と「CN-RS01WD」(200mm)も11月中旬に発売。店頭予想価格はいずれも11万円前後。

CN-RS01D
CN-RS01WD

 全モデル、ディスプレイは7型/800×480ドットのタッチパネル液晶を採用。BD内蔵のRX01D/WDは静電容量方式、RS01D/WDは抵抗感圧式アナログタイプとなる。バックライトには白色LEDを採用。ダイナミックガンマ機能を備えた画像処理ICを新たに搭載し、暗い画面でもメリハリのある明度を確保するという。B-CASカードを使わない新RMP方式の地上デジタルチューナ(ワンセグ対応)も内蔵する。

 RX01D/WDは、BD/DVD/CDの再生が可能な3メディアドライブを搭載。自社開発の耐振・耐熱性に優れた薄型メカニズムで、BD(BD-R/RE)に記録されたBDMV/BDAVフォーマットや、DVD-R/RWのAVCREC、AVCHDフォーマットを再生可能。「録りためた長時間番組やセルビデオを、リアモニタを使って家族が車内で楽しみたいというニーズに応える」としている。最大8倍速のCDリッピング機能も備える。RS01D/WDはDVD/CDに対応する。

 4機種ともSDカードスロットを備え、SDカードに保存した音楽の再生が可能。別売のケーブルを使用してiPod/iPhoneや、USBメモリ内の音楽ファイルも再生できる。

 別売のカメラ付きリアモニタ「CA-RMC900D」(2014年冬発売予定/オープンプライス)も用意し、後部座席で映像を楽しみながら、運転席から後部座席の見守りが可能。RX01D/WDはHDMI出力を備え、BDなどの映像を高画質でリアモニタに出力できる。RS01D/WDはコンポジット出力となる。

 高品位パーツを使用した音声処理のストラーダエンジンには、SN比112dBのバーブラウン製32bit DACを採用。大きな低域のエネルギーを素早く制動し、締まった低域とクリアな中高域を再現するカスタムストラーダコンデンサも搭載する。アンプ出力は定格18W×4ch、最大50W×4ch。

音声検索画面のイメージ

 サウンドのプロフェッショナルによる「音の匠」チューニングも大幅にリニューアルされ、スタジオマスターサウンドに近い音を再現するという2Wayスピーカー向きの「匠~TAKUMI~」モードや、高域を強調しメリハリのある音が楽しめるフルレンジスピーカー向け「極~KIWAMI~」モードなどを搭載する。

 ナビデータは16GBのSDHCカードに収録。音声認識機能を備え、Bluetooth接続したスマートフォンを介して、クラウド型の音声認識データベースと検索データベースが利用でき、運転中でもナビと対話するように目的地や周辺検索を行なえる。

(一條徹)