ささきいさお&野島昭生の「ナイトライダー」名コンビ再び。BD-BOX発売

　'80年代に大ヒットした海外ドラマ「ナイトライダー」。既報の通り、Blu-ray Disc BOXが世界に先駆けて日本で「ナイトライダー コンプリート ブルーレイBOX」として11月27日よりNBCユニバーサル・エンターテイメントから58,000円で発売される。これを記念して、「ナイトライダー スペシャルナイト」イベントが、パナソニックセンター東京ホールにて開催。マイケル役の吹き替えを担当した、ささきいさおさんと、キット役・野島昭生さんが登場した。

ささきいさおさん(左)と野島昭生さん(右)

　民間犯罪捜査員のマイケル・ナイトが、人間の言葉を話すなど高性能人工知能“キット”を持つ、特殊装備を搭載したドリームカー“ナイト2000”とともに、さまざまな事件を解決。そのカーアクションもさることながら、マイケルとキットの人間と車の “名コンビ”ぶりが、今なお根強い人気を誇る作品。

　BD化にあたっては、オリジナル・フィルムからHD化を行ない、高画質化したという。片面2層26枚組に各シーズンを収録し、ささきいさお、野島昭生らによる吹替音声も収録。テレビ未放送のため、今まで字幕版しか存在していなかった10エピソードについても、BD化にあたり、当時のオリジナルキャストで吹き替え版を新録。吹替が無かったシーンも追加収録したコンプリート版となっている。

　また、幻の続編である「新ナイトライダー2000」と、1996年のVHSリリース以来のパッケージ化となるTVムービー「ナイトライダー2010」を特典としてDVDで収録。さらに、全エピソードを詳細に網羅した、40ページの完全版ブックレットなども同梱する。

ナイトライダー コンプリート ブルーレイBOX
(C)1982-86 Universal Studios. All Rights Reserved.
(C)1991 Universal Studios. All Rights Reserved.
(C)1994 Universal Studios. All Rights Reserved.

　パナソニックセンター東京で行なわれたイベントでは、当時から吹替を担当しているマイケル役のささきいさおさんと、キット役・野島昭生さんによるトークショーを開催。さらにスペシャルゲストとして、伝説のナイト2000(K.I.T.T.)も登場。ファン興奮の一夜限りのスペシャル企画となった。

　イベントでは、予告編が上映された後に、パナソニックのカーナビゲーション「Strada RX01」を搭載したナイト2000(K.I.T.T.)が招待客の前に初お披露目。野島昭生さんが「たくさん可愛いくて、綺麗な女性も集まっているね」、ささきいさおさんが「雨の中、始まるまで並んでくれたなんて、嬉しいね」と名コンビぶりの掛け合いを披露。2人の姿に場内から歓声が上がった。

パナソニックのカーナビ「Strada RX01」を搭載したナイト2000(K.I.T.T.)の車内

左から壺井正さん、野島昭生さん、ささきいさおさん、池田敏さん

　2人に加え、「ナイトライダー」の日本語吹替演出をした壺井正さん、海外ドラマ評論家・池田敏さんもゲストに加わったトークショーがスタート。吹替が存在しなかった10エピソードをオリジナルキャストで新規収録したことに関して、「みんな揃うか心配だった。でも30年経っても変わらなかった」と話す壺井さんに、野島さんは「当時と同じ声ができる心配だった」と明かした。

　ささきさんは「最近、スタローンの声ばかりやっていたから、高い声が出なくて最初は苦労した」と笑う。野島さんは、「コンピューターっぽくなりすぎるとNG、フレンドリーすぎるのもNGと、キットの声を定着させるまで苦労した」とのこと。

　印象的なエピソードとしては、全員がシーズン1の第1話を挙げた。キットもマイケルも最初の頃は仲良くなかったが、回を重ねるごとに絶妙な掛け合いを披露できるようになったという。この日もそのコンビネーションを象徴するかのように、ささきさんが黒の革ジャンに赤いシャツ、野島さんが茶色の革ジャンに赤いシャツと「ナイトライダー」を象徴する赤の衣装で登場した。

　最後に、壺井さんは「このBlu-rayを観てもらうと、改めてマイケルが女好きだと分かる」と笑いを誘い、野島さんは「観ていただいて、どんどん他の方にも宣伝してください! 」とファンにアピール。ささきさんは「今観ると、本当に新鮮。ストーリーは単純だけど、セリフの掛け合いが本当に面白い作品。ぜひ観てください」とコメントし、一夜限りのスペシャルナイトを終えた。