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フォステクス、自作スピーカー「かんすぴ」に6.5cmユニットの小型モデル。1,100円/台

かんすぴ「P650K」+「P650-E」

 フォステクスカンパニーは、自作スピーカーが作れる「かんすぴ」シリーズの第3弾として、シリーズ最小の6.5cmフルレンジユニット「P650K」と、スピーカーボックス「P650-E」を10月下旬より発売する。価格はユニットが1,100円/台、ボックスが1,300円/台。

 初めてスピーカー制作をする人向けのフルレンジユニット/ボックスとして提供。かんすぴでは、これまで8cmユニット「P800K」と10cmユニット「P1000K」や、フルレンジスピーカー/ボックスをセットにした「かんすぴセット」として8cm径の「KANSPI-8」、10cmの「KANSPI-10」などを展開していた。6.5cmユニットのP650KとP650-Eはシリーズ最小モデルとなる。

 スピーカユニットのP650Kは、バナナパルプ配合軽量コーンと高損失発泡ゴムエッジを採用。コーン紙は、バナナパルプをベースに異なる物性に調整した木材パルプを混ぜることで軽量ながら充分な剛性と損失を保有。エッジはアップロール形状により、高ストローク化を図っている。再生周波数帯域はfo~20kHz、最低共振周波数は157Hz、出力音圧レベルは84dB/W(1m)、実行振動半径は2.6cm。マグネット質量は74g、総重量は249g。

P650K

 スピーカーボックスのP650-Eは、バスレフ型エンクロージャを採用。内容積は1リットル。簡単に自作できるように、ターミナルや内部配線コード、吸音材などを組み込み音質調整済みとなっている。

 板厚・材質はt9パーティクルボードで、仕上げはレッドチェリー。外形寸法は85×126×170mm(幅×奥行き×高さ)、重量は0.53kg。

P650-E
P650-Eの背面
P650K+P650-E

(臼田勤哉)