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スカパー不正視聴装置の販売/購入で、2名に約150万円の損害賠償支払い

 スカパーJSATとスカパー・ブロードキャスティングは、有料多チャンネル放送「スカパー! プレミアムサービス」を無料で視聴するための不正装置を販売、購入した者に対して提起していた民事訴訟について、3件のうち2件の第一審判決で、損害賠償の支払いが言い渡されたことを明らかにした。

 両社は、不正視聴装置を販売した男1名と、購入した男2名の合計3名に対し、6月19日に損害賠償の支払いを求める民事訴訟を提起。このうち、富山地方裁判所での第一審において、被告に対し899,145円の損害賠償支払いの判決が9月4日に下された。また、仙台地方裁判所での第一審判決(9月26日)では、被告に損害賠償額585,805円の支払いが言い渡された。なお、不正装置の販売者は2013年10月に、懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を受けている。

 スカパーは、「今後も有料放送サービスの不正視聴にまつわる行為については、有料放送の公正な視聴の観点から厳正に対処していく」としている。

(中林暁)