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ハイエンドショウ開幕。DYNAUDIOハイレゾスピーカー、Nmodeの新1bitプリメイン
(2014/10/17 22:03)
オーディオメーカーや輸入商社などが参加する展示・試聴イベント「【ハイエンドショウトウキョウ2014」が17日、開幕した。会期は10月17日~19日までで、入場は無料。会場はお台場の青海フロンティアビル。
第19回目となるイベント。これまでは有楽町の東京交通会館で開催されていたが、今回から会場が青海フロンティアビルに変更された。最寄り駅はゆりかもめのテレコムセンター駅で、「オーディオ・ホームシアター展」(音展)が行なわれている「TIME 24」ビルのすぐ近く。会期も同時期となっている。
なお、17日現在、公式サイトに記載されていないが会場は青海フロンティアビルの2階となる。テレコムセンター駅と空中通路でビルが繋がっているが、そのまま2階に入り、フロアの奥まで進むと会場がある。
DYNAUDIO JAPAN
DYNAUDIOのブースでは、2015年春の発売を予定しているというブックシェルフスピーカー「FOCUS 200XD」を参考展示。価格は未定。DACも搭載したアクティブスピーカーで、192kHz/24bitまでのハイレゾデータに対応。同軸デジタル入出力、アナログ入力も備えている。
28mmツィータと、ミッド/ウーファに同社の17W75ユニットを搭載。それぞれ150Wのデジタルアンプで駆動する。
ATOLLの小型パワーアンプ「MA100」も披露。A4サイズの小型パワーアンプで、先行して発売されているATOLLのUSB DAC兼ヘッドフォン/プリアンプ「HD100」にマッチする。出力は60W×2ch(8Ω)。アナログ音声入/出力や、トリガー入力、ステレオ/モノスイッチを装備。外形寸法は320×230×83mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4kg。
Sound Warriorに小型のクロックジェネレータ
城下工業は、Sound Warriorブランドで発売する小型のコンポ「SW Desktop-Audio」シリーズの新製品として、クロックジェネレータを参考出品した。型番は「SWD-CL10」。
「SW Desktop-Audio」シリーズのDACとCDトランスポートには外部クロック入力が備わっているため「SWD-CL10」と連携ができる。
メインクロックに、温度補償水晶発信器(TCXO/0.28ppm)を採用。低ジッタな設計になっているという。さらにルビジウムなどの超高精度クロックを外部から入力する事もできる。価格は未定だが、「SW Desktop-Audio」シリーズの各コンポの価格と、あまり違わない価格帯になる見込みだ。
リリック
Nmodeブランドの1bitプリメインアンプ新製品「X-PM7」を参考展示。12月発売予定で、価格は27万円を予定している。
サンプリングは11.2MHz、出力は25W×2ch(4Ω)。入力端子はアナログRC×3、XLRバランス×2を備えている。
1bitアンプは、ハイレゾムーブメントで再び脚光を浴びているDSD信号を増幅したアンプだが、各社がPWM方式のデジタルアンプを手掛ける中、NmodeはDSD(PDM)のアンプにこだわっている。1bitアンプには、サンプリングの高さから、出力を得るために、多くのノイズ処理と電源が必要になるという。
そこで、新モデルの「X-PM7」はアナログのトランス電源にこだわって設計。出力は25Wと大きくはないが、従来の「X-PM10」や「X-PM2F」約5倍(520VA)の電源容量があり、「ただ出力のあるだけの100W、200Wのアンプにも駆動力で劣ることはない」という。センターにコントロールプリ部を配置し、左右独立モノコンストラクション、電源も2トランスのモノラル構成となっている。