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パイオニア、大型タッチディスプレイ搭載のホームDJプレーヤー「XDJ-1000」

 パイオニアは、WAVやMP3などのファイルミュージックに特化し、大型タッチディスプレイを搭載したDJ用マルチプレーヤー「XDJ-1000」を2015年1月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は10万6,000円前後。

XDJ-1000

 パソコン、スマートフォン、USBメモリなどに記録したWAVやMP3などのファイルミュージックを使ったDJプレイを想定したホームDJ向けのマルチプレーヤー。直径206mmの大型ジョグの採用など、プロ向けの「CDJ-2000NXS」(2012年発売)の基本レイアウトや操作性を継承しながら、大型タッチディスプレイを使ったキーワード検索などの機能を追加した。

 USB端子を2系統(A端子×1、B端子×1)を装備し、USBストレージのほか、iPhoneやiPod touch、Androidスマートフォン、Mac/Windowsパソコンと接続できる。対応ファイルシステムはFAT/FAT32/HFS+。出力端子はアナログ音声(RCA)と、コントロール(ミニプラグ)。Ethernetを装備する。

 再生可能な音楽ファイル形式は、MP3、AAC、WAV、AIFF。BROWSE画面では、楽曲のアートワークやタイトルなどをリスト表示してスピーディに検索できる。楽曲全体を視覚的に把握できる[WAVE]表示や、帯域別に色分けした波形(5段階に拡大/縮小可能)を表示できる「WAVE ZOOM」などに対応する。

 タッチ対応の液晶ディスプレイでは、キーボードを表示してキーワード検索(KEYWORD SERARCH)や、楽曲のビートに対してループ/リバース/ビートジャンプのタイミングがずれた場合に自動補正する「QUANTIZE」などを搭載。指定した拍の長さに応じて瞬時に再生位置を移動できる「BEAT JUMP/LOOP MOVE」機能も新搭載した。

 Mac/PCのソフトウェア「rekordbox」に取り込んだ楽曲をパフォーマンスに適した形で編集や保存し、再生できる。最大4台までのプレーヤーをLANケーブルで接続して、コンテンツ共有できるほか、BEAT COUNT/PAHSER METERの同期や、BEAT SYNCの同期などに対応する。DJソフトウェアのMIDIコントロールにも対応する。

 再生周波数帯域は4Hz~20kHz、SN比は115dB以上。消費電力は21W。外形寸法は305×482.5×110mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.3kg。

(臼田勤哉)