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EXOGALのFPGA搭載DACが専用電源追加「Comet Plus」に。ブラックも

 アクシスは、プリアンプを内蔵した米EXOGAL製のDAC「Comet(コメット)」の新色「Comet Black」やアップグレード電源をセットにした「Comet Plus」などを追加。3月より発売する。価格はComet Blackが28万円、Comet Plusが35万円。

Comet Plus Black

 従来のCometはシルバーのみだったが、新たにブラックを追加。Comet Plusは、Cometに付属のACアダプタを省略し、変わりに専用の高品位強化電源「Upgraded Power Supply」が付属する。Comet Plusのカラーはブラックとシルバーの2色。

Comet Plus Silver
Comet Black
Upgraded Power Supply

 Upgraded Power Supplyは、AC-DC変換の基本回路に固定周波数のスイッチングレギュレータを採用し、安定した大電流を確保しながら、総容量85,000μFのオーディオグレード平滑性キャパシタ群によりリップルを根絶。RFフィルタや基板シールドコンストラクションで徹底的にノイズを抑制している。

 DC出力は15V、1.7A、出力ケーブル長は1.5m。消費電力は25W。外形寸法は15.4×15.9×5.8cm(幅×奥行き×高さ)、重量は0.91kg。Upgraded Power Supplyは、単品販売も実施。価格は8万円。

 Cometは、モノリシックアルミニウムを切削加工した筐体に、最新のデジタル技術を導入したDAC。高速DSPを内包したFPGAがDA変換を担当し、FIFOと高精度マスタークロックによる低ジッタ処理、独自のアップサンプリングフィルタ技術などにより、プリリンギングを最小化。位相特性の優れたDA変換が行なえるという。

 デジタル入力は、アシンクロナスUSB、AES/EBU、SPDIF(BNC)、光デジタルを装備。USBは、384kHz/32bitまでのPCMと、DoPによる5.6MHz DSDに対応する。AES/EBUとSPDIFは192kHz/24bitまで。シングルエンドのアナログ入力も装備。96kHz/24bitでAD変換の後、内蔵のデジタルボリュームコントロールを利用したパワーアンプダイレクト接続によるプリアンプ機能を利用できる。

 バランス(XLR)とシングルエンド(RCA)のアナログ出力、ヘッドフォン出力を装備。バランスとシングルエンドの同時接続にも対応する。付属のリモコンのほか、アプリ「EXOGAL REMOTE」を使ったスマートフォンからのBluetooth操作に対応。外形寸法は292×190×47.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.81kg。

(臼田勤哉)