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NTT西、STB「光BOX+」を他社連携で全国展開。画面カスタマイズ/サポート一元化
(2015/6/1 17:39)
NTT西日本は、インターネット動画やニュースなどのコンテンツをテレビで利用できるSTB「光BOX+」(HB-1000)の販売と対応サービスの提供を、従来の西日本エリアに加え、アライアンスパートナーを通じて7月1日より全国へ拡大すると発表した。
協力する事業者向けに、光BOX+のホーム画面をカスタマイズして独自のアプリケーションの搭載が可能になる「事業者向け専用画面表示機能」と、サービス提供事業者のユーザーに対し、利用方法に関する問い合わせなどに対応する「サポートサービス」を、同日より提供開始。これらに関する活用業務の実施については、6月1日に総務大臣に届け出たという。
「光BOX+」は、テレビとHDMIで接続し、インターネット動画やニュース・天気情報など様々なコンテンツを利用できるスマートテレビサービス用の小型STB。現在、設置サービス(有料)などのサポートは富山県、岐阜県、静岡県以西の30府県に限られているが、NTT西日本エリアの他にも多くの事業者から要望を受けたことから、各事業者への販売を通じて全国で展開することが決定。事業者への提供料金は、個別の見積もりとなる。STBをユーザーが利用するには、「フレッツ光」などのブロードバンド回線と、対応するプロバイダとの契約などが別途必要。環境によっては、十分な帯域確保ができず音声や映像が途切れる場合があるという。
事業者向け専用画面表示機能は、NTT西日本が提供するホーム画面の代わりに、事業者専用にカスタマイズされたホーム画面を、独自のアプリやサービスなどと合わせて、指定するユーザーの光BOX+に表示するもの。事業者は自由にコンテンツ提供が行なえる。なお、事業者から依頼があった場合、NTT西日本が画面を作成することも可能。
サポートサービスは、光BOX+と事業者が提供するサービスについてのユーザーからの問い合わせを、NTT西日本が一元的に電話または訪問サポートで対応するというもの。従来は光BOX+に関する操作方法等の問い合わせはNTT西日本、提供サービスなどは事業者で対応していたが、NTT西日本がサポートを一元化することで、ユーザーの満足度を高め、事業者にとっても光BOX+を通じたサービスを提供しやすくする。
具体的なサービスとしては、NTT西日本エリアで現在提供しているエネルギー管理システム(EMS)コントローラーとしての利用などを、エネルギー事業者を通じて全国に展開することなどを計画している。