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全天球カメラ「THETA」でタイムラプスや5分動画撮影可能に。新アプリ/ファーム

 リコーは、全天球カメラ「THETA」で撮影した画像を簡単に編集できるアプリ「THETA+」をAndroid/iOS向けに近日無償で公開する。さらに、THETA(m15)向けに、全天球動画が従来の3分間から最長5分間まで録画可能になる新ファームウェア、バージョン1.30も近日無償公開する。

全天球カメラ「THETA m15」

画像編集専用アプリ「THETA+」

画像編集専用アプリ「THETA+」

 撮影した全天球イメージを自由な形にトリミングできるアプリ。全天球イメージのプロジェクション形式の選択も可能で、撮影した画像を小さい球体状に再生して空間に浮かび上がらせるリトルプラネット形式など、従来の「RICOH THETA」アプリでは実現できなかった全天球イメージの画作りが可能になる。

 さらに、5種類のフィルタも用意し、全天球イメージの色調変更が可能に。InstagramやFacebookなどの外部アプリに投稿することもできる。

 一定間隔で何度か撮影した全天球イメージを組み合わせて、動画ファイルとするタイムラプス動画作成も可能。作成した動画は、「RICOH THETA」アプリで全天球動画として閲覧できる。

 従来のアプリ、「RICOH THETA for iPhone」や「RICOH THETA for Android」と連携して、撮影後すぐに画像編集する事も可能。

 「THETA+ for iPhone」はiOS8以降、iPhone5c/s/6/6 Plusに対応。「THETA+ for Android」はAndroid4.4以降に対応する。

THETA(m15)の動画撮影時間が最長5分に

 THETA(m15)用の新ファーム、バージョン1.30では、1回の動画撮影可能時間が従来の3分から5分になる。さらに、カメラ内に保存できる合計記録時間も、従来の約40分から約60分になる。

 バージョンアップは「RICOH THETA for Windows」、「RICOH THETA for Mac」から可能。

アクセサリの発売も

 専用アクセサリも拡充。頑丈な透明ポリカーボネート製のケースで、IPX7相当の防水性能を持つ「Hard Case TH-1」と、機能性と保護性を両立したというスロットインタイプの収納ケース「Soft Case TS-1」も7月17日に発売する。価格はオープンプライス。リコーイメージングオンラインストアでの価格は、「Hard Case TH-1」が3,510円(税込)、「Soft Case TS-1」が2,970円(税込)。

IPX7相当の防水性能を持つ「Hard Case TH-1」
スロットインタイプの収納ケース「Soft Case TS-1」。ホワイトとブラックを用意する

(山崎健太郎)