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4K対応TVの6月出荷は前年比217.8%。TV全体の約16%に

 電子情報技術産業協会(JEITA)は23日、2015年6月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。6月の電子機器の出荷金額は前年同月比96.6%の1,088億円で、15カ月連続のマイナス。内訳は、映像機器が同98.6%の568億円で、2カ月連続マイナス。音声機器は同82%の55億円で7カ月連続マイナス、カーAVC機器も同96.2%の465億円と14カ月連続マイナス。

民生電子機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 6月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比92.2%の42万1,000台。このうち、4K対応テレビは前年比217.8%の6万7,000台で、薄型テレビ全体に占める割合は15.9%となった。ハイブリッドキャスト(Hybridcast)対応のテレビは前年比134.9%の15万5,000台で、テレビ全体における割合は36.9%。

 サイズ別では、29型以下が同104.7%の13万6,000台、30~36型が同73.9%の10万4,000台、37~49型が同93.2%の11万5,000台、50型以上は同105.5%の6万6,000台。構成比は順に32.3%、24.8%、27.2%、15.7%。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比96.7%の21万8,000台。内訳は、BDレコーダが同87.8%の16万台、BDプレーヤーが同134.4%の5万8,000台。DVDビデオは同87%の4万8,000台で、マイナスに転じた。ビデオカメラは同84%の7万1,000台。

 ラジオ受信機は前年同月比92.4%の11万4,000台で、4カ月連続マイナス。ICレコーダは11万7,000台(同134.1%)で2カ月ぶりのプラス。ステレオセットも同119.1%の3万6,000台で、2カ月ぶりにプラスとなった。スピーカーシステムは同84.4%の2万3,000台で、12カ月連続マイナス。ポータブルオーディオは同98.1%の9万台。

 カーナビは前年同月比97%の44万4,000台で、14カ月連続マイナスだった。

(庄司亮一)