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AR、ハイレゾプレーヤー「AR-M2」向けインピーダンスアダプタ。ユーザーに無償提供も

 フロンティアファクトリーは、ハイレゾプレーヤー「AR-M2」用アクセサリとして、インピーダンスアダプタ「AR-AC7IA」を3月18日に直販サイトにて先行販売する。価格はオープンプライスで、直販価格は6,000円。なお、2016年5月31日までに「AR-M2」(国内正規品)を購入したユーザーには、もれなく「AR-AC7IA」がプレゼントされる。

インピーダンスアダプタ「AR-AC7IA」

 プレゼントは、既に「AR-M2」を購入して利用しているユーザーも対象。応募方法はARの公式サイトを参照のこと。応募にはAR-M2のシリアルナンバーと保証書が必要となる。

インピーダンスアダプタとは

 AR-M2は高駆動設計を採用しているため、低インピーダンスのカスタムイヤフォンや、高音域の感度が高いイヤフォンと組み合わせると、ホワイトノイズが感じられる事があったという。

 AR-AC7IAの内部には100Ωのインピーダンスを搭載しており、AR-M2とそうしたイヤフォンの間に挟むように接続する事で、ノイズを抑えることができるという。音質を向上させるケーブルではないため、フロンティアファクトリーでは、「利用しているイヤフォンとAR-M2の組み合わせでノイズが感じられる場合のみ、購入をおすすめする」としている

 ケーブルには銀メッキを施した高純度6N-OCCの銅線を採用。長さは135mm。重量は18g。

入力プラグにはARのマーク

どのような変化があるのか

 実際にイヤフォンでAR-M2の音を聴きながら、AR-AC7IAを接続したり、外したりしてみる。

 「Suara/DSD live session」のような、アコースティック編成のライブ録音では、音楽が始まる前や、演奏が終わった後に「サーッ」というようなホワイトノイズが聴きとれる。イヤフォンによって聴こえ方が異なるが、低インピーダンスのモデルや、もともと高域がキツ目のイヤフォンでは、それが気になる事もある。

 AR-AC7IAを間に接続すると、確かにホワイトノイズが低減され、ほとんど気にならなくなる。ノイズが全て取り去られたわけではなく、目立たないほどノイズの音が小さくなっているというイメージだ。何曲か聴いていると、ホワイトノイズのチェックをしていた事を忘れて、普通に楽曲を楽しんでいた。音楽の音質そのものにほとんど変化はなく、音像のフォーカスが甘くなったり、帯域がナローになる印象もなかった。

(山崎健太郎)