ニュース

H.265で1080/60p配信できるライブ配信機「LiveShell X」

3系統同時配信や1080/60p録画対応。69,800円

 Cerevoは、H.265/HEVCで最高1080/60pでの映像配信が可能なライブ配信機器「LiveShell X」(CDP-LS04A)を2016年夏に発売する。直販価格は69,800円。

LiveShell X

 同社のライブ配信機器の最上位モデルとなり、最新の映像コーデックH.265/HEVCを使った最高1080/60pの映像配信が可能な点が特徴。従来のMPEG-4 AVC/H.264に比べ、約半分の帯域で同等の画質を実現できるという。ただし、現時点ではH.265対応配信サービスはなく、録画やRTSP(Real Time Streaming Protocol)でH.265を利用する。

 H.264の配信も可能で、対応配信サービスは、Ustream、ニコニコ生放送、YouTube Live、ツイキャス、Twitch、また、AbemaTV FRESH!やSHOWROOMにも対応予定。

前面
背面

 HDMI入力を備え、最高1080/60pに対応。入力された映像をH.265もしくはH.264で圧縮し、Ethernetもしくは無線LAN(IEEE 802.11ac/b/g/n)で出力する。ビットレートは最大20Mbps(調整中)、音声圧縮形式はAAC-LCで、音声ビットレートは最大256kbps。

 microSDカードスロットも装備(microSDXC対応)し、最高1080/60pでの録画にも対応。ライブ配信と同時に録画もできるが、その際は最大1080/30pとなる。また、3つまでの同時ライブ配信に対応する。3配信時は録画ができず、3配信時もしくは2配信+録画時は1080/30p×1+720p×2となる。

【配信数・録画数と解像度の関係】
配信数最大解像度
配信×11080/60p
録画×11080/60p
配信×1、録画×11080/30p×2
配信×2、録画×11080/30p×1、720/30p×2
配信×31080/30p×1、720/30p×2

 映像をプレビューできる「タブレットプレビュー」に対応。VLC Playerを利用して、360pでタブレットでリアルタイムプレビューできる。またLiveShellシリーズとして初めて透過PNGに対応。背景を透過し、文字やロゴのみをライブ配信画面に表示可能になった。

設定を行なうDashboardもリニューアル

 HDMIのほか、ステレオマイク入力を装備。2,500mAhのバッテリも内蔵し、約3時間の連続駆動が可能。また、付属のDCアダプタによる給電にも対応する。外形寸法は102×100×42mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約480g。


LiveShell XLiveShell PRO
配信
解像度
1080/60p720/30p
映像H.265/H.264H.264
音声AAC/PCMAAC/PCM
入力HDMI
ステレオマイク
HDMI
コンポジット
ステレオマイク
ステレオライン
同時配信最大3
(同時録画時は2)
-
バッテリ2,500mAh-
外形寸法102×42×100mm123×90×26mm
重量480g300g
直販価格69,800円52,380円

(臼田勤哉)