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独T+A、DSD 22.6MHz対応の「DAC 8」。デジタル入力8系統で49万円

 太陽インターナショナルは、DSD 22.6MHzまでの入力に対応した独T+A製の小型ハイエンドDAC「DAC 8 DSD」を発売した。価格は49万円。

DAC 8 DSD

 USB×1に加え、光デジタル×1、同軸デジタル(RCA)×4、AES/EBU(XLR)×1、BNC×1の合計8系統のデジタル入力を備えたDAC/ヘッドフォンアンプ。出力はアナログRCA/XLR×各1のほか、同軸デジタル出力(RCA)も備える。

 T+Aの上級機と同様に、DSD/PCMそれぞれに独立した変換回路を搭載。独自のDSD専用技術「True 1bit Converter」を導入し、USB入力はDSD 2.8/5.6MHzに対応する。さらに、WindowsとASIOドライバの組み合わせでは11.2MHzや22.6MHz入力も可能。DSDは直接コンバータモジュールに入力してからDA変換を行なう。

前面インジケータで入力中のフォーマットなどを表示

 PCMは44.1~384kHzをサポート。上級機のPDP 3000 HVにも搭載する「ダブルディファレンシャル クアドループコンバーター」を備え、4種類のPCM信号用フィルタなどが利用可能。CD/SACDや、他のデジタル信号は、コンバータで処理される前に独自のジッター低減ステージを通過する。

 ディスクリート構成のヘッドフォンアンプも内蔵。ハイインピーダンスなモデルを含め、様々なヘッドフォンをドライブ可能としている。ヘッドフォン出力端子は前面に備える。

 シャーシはアルミニウム製。シールドにより各回路を独立して電磁波などの影響を防いでいる。歪率は0.001%以下、SN比は116dB、チャンネルセパレーションは110dB。外形寸法は27×27×9.5cm(幅×奥行き×高さ)、重量は4kg。リモコンやACケーブルなどが付属する。

背面
付属のリモコン

(中林暁)