未DVD化の「ウルトラマンG/パワード」BD化。とんねるずら出演「ゼアス」や新作「オーブ」も

　「ウルトラマンBlu-ray BOX化プロジェクト」の一環として、VHSでのリリースを最後にDVD化もされていなかった「ウルトラマンG(グレート)」と「ウルトラマンパワード」、そして、初の劇場オリジナルウルトラマンとして生まれた「ウルトラマンゼアス」がBlu-ray化される。発売日と価格は、「G」(品番:BCXS-1187)が2017年1月27日で18,900円、「パワード」(BCXS-1188)が'17年3月24日で18,900円。「ゼアス」(BCXS-1184)が2016年12月22日発売で第1作、第2作どちらも6,000円。

ウルトラマンG Blu-ray BOX
(c)円谷プロ

　また、ウルトラマンシリーズの最新作として放送されている「ウルトラマンオーブ」のBD化も決定。'16年11月25日にBOXの第1巻(品番:BCXS-1153)、'17年2月24日に第2巻(BCXS-1154)が発売予定で、価格は各22,000円。

ウルトラマンG/ウルトラマンパワード

　ウルトラマンGは90年に、「ウルトラマンパワード」は93年にそれぞれVHSがリリースされたが、その後DVD化はされていなかった。しかし、「ウルトラマンシリーズの中でブルーレイにして欲しい作品」ファンアンケートは常に上位に入るなど、BD化が待ち望まれていた作品。

　どちらの作品も1～13話を収録。「G」はさらに、劇場版2作も収録。片面2層ディスク5枚組となる。パワードは2層ディスク4枚組。発売は円谷プロダクション、販売はバンダイビジュアル。

　BD化にあたり、「G」は、ビデオマスターを超高解像度アップコンバート。「パワード」は、35mmネガテレシネでのHD化となる。

　「G」は、'90年代を目前に、新たなウルトラマンシリーズが模索される中、ビデオ販売という円谷プロの新たな作品展開として企画。同時に日本とオーストラリアでの合作も実現。ウルトラマンシリーズの世界観をバックボーンに持ちながら、独立した作品設定を構築。広大なオーストラリアの土地を縦横に活かしたロケーションや、画期的な、ほぼ全編屋外撮影によるバトルシーンなども魅力となっている。吹替声優も京本政樹をはじめ、故・小林昭二、山寺宏一、柳沢慎吾など多彩な顔ぶれが参加している。

ウルトラマンパワード Blu-ray BOX
(c)円谷プロ

　「パワード」は、「ウルトラマンUSA」や「G」の好評を受け、日本も含め、グローバルに展開する作品の創造をテーマにし、 ビデオシリーズ展開ながら、映画の本場・ハリウッドで制作。シリーズの原点、初代「ウルトラマン」にいま一度スポットを当て、リスタート、リニューアルを強く意識。原作を初代の「ウルトラマン」のエピソードに求めながら、世相などを取り込み、現代にマッチする“現代のウルトラマン”を目指した。

ウルトラマンゼアス

　とんねるずなどが出演、コメディ色を強くした異色の作品「ウルトラマンゼアス」。BD-BOXには96年公開の「ウルトラマンゼアス」、97年公開「ウルトラマンゼアス2 超人大戦・光と影」を収録する。ディスクは片面2層。発売・販売元はバンダイビジュアル。

ウルトラマンゼアス1&2 Blu-ray
(c)円谷プロ (c)円谷プロ/アニプレックス/電通

　ガソリンスタンド「M・Y・D・O」で見習い店長として働く朝日勝人が主人公。彼の正体は、汚れた地球をクリーンにする使命をおびてZ95星雲“ピカリの国”からやってきたウルトラマンゼアスだった。異常なまでに潔癖症のヒーロー・ゼアスが、地球征服を企むベンゼン星人との戦いを繰り広げる。

　第2作では、ベンゼン星人の妻・レディベンゼン星人が宇宙戦闘ロボット・ウルトラマンシャドーを引き連れて地球侵略を開始。南極の対決でウルトラマンゼアスは敗れてしまう。敗北に落ち込むゼアスこと朝日勝人は、強くなるために正道会館の門を叩くのだが……。

　特典映像として、「蔵出しメイキング」、「アンディ・フグ演舞」、「角田信朗演舞」、出光CM集、劇場特報・予告を収録。

ウルトラマンオーブ

　新作「ウルトラマンオーブ」は、歴代ウルトラ戦士の力を借りて変身。「ウルトラマンタロウ」と「ウルトラマンメビウス」の能力を組み合わせ、パワー攻撃と火炎攻撃を繰り出すなど、様々な組み合わせで新たな姿と能力を発揮するのが特徴。

ウルトラマンオーブ Blu-ray BOX I
(c)円谷プロ (c)ウルトラマンオーブ製作委員会・テレビ東京

　全25話を、2つのBOXに収録予定で、どちらも3枚組。本編ディスクは2枚で、特典ディスク1枚を同梱。メイキング闇公開映像などを収録する予定。発売・販売元はバンダイビジュアル。