ニュース
左右分離イヤフォンのBRAGIに音楽再生機能内蔵「The Dash Pro」。頭の動きや声で操作
2017年11月3日 17:02
独BRAGIは、左右分離型イヤフォンに音楽プレーヤー機能やフィットネス向けの心拍センサーなども備えた「The Dash Pro」を12月上旬に発売する。価格は46,800円前後(税込)を予定している。11月3日と4日に東京・中野サンプラザで開催している「秋のヘッドフォン祭 2017」のゲートのブース(13階)で展示している。
また、同じく左右分離型イヤフォンでプレーヤー機能などは搭載しないシンプルモデル「The Headphone」も同じく12月上旬に発売する。価格は22,400円前後(税込)。
プレーヤー機能や心拍センサーも搭載のBRAGI「The Dash Pro」など
「The Dash Pro」は、2015年発売の左右分離型イヤフォンThe Dashで知られるドイツBRAGIの新モデルで、国内販売も開始されることが決定。4GBのストレージを内蔵し、本体のみでMP3/AAC音楽再生も可能なことが特徴。
スポーツ時も利用できるIPX7防水対応で、内蔵センサーをもとに、心拍数、カロリー、歩数、距離、速度などを計測してスマホアプリの「Bragi App」画面から確認できる。BRAGI OSを搭載し、ランニング、サイクリング、スイミングなどのアクティビティを視覚化して記録を確認できる。
イヤフォン部のドライバはバランスド・アーマチュアドライバ型。左右のイヤフォンのワイヤレス接続にはNFMI(近距離電磁誘導)を採用し、安定した接続ができるという。Bluetoothの対応コーデックはSBCとAAC。装着したまま周りの音も聞ける「オーディオトランスペアレンシーモード」も用意する。
光学式タッチインターフェイスによる操作に対応するほか、頭を動かすことで、音楽再生や通話などのハンズフリー操作ができるヘッドジェスチャーにも対応。さらに、音声コマンドも利用できる。
スマートフォンでのハンズフリー通話にも対応。Knowlesがチューニングしたデジタル骨伝導マイクを内蔵している。翻訳アプリのiTranslateとも連動。40以上の言語でのコミュニケーションに利用できるという。通話時のノイズを抑制するKnowlesの技術「adaptive Versant 2.0」も搭載。
装着すると自動で電源が入り、ワンタッチでスマホやPCなどとペアリング。連続使用時間は最長5時間で、充電時間は約2時間。ケースにもバッテリを内蔵し、最大5回分充電できるため、本体とケースの合計で30時間の利用が可能になる。
「The Headphone」は、製品名の通り、ヘッドフォンとしての機能に絞ったモデルで、音楽プレーヤー機能や心拍センサーなどは搭載しない。音楽再生などに関する機能や音質は、The Dash Proと共通で、左右のイヤフォンのワイヤレス接続にはNFMI(近距離電磁誘導)を採用している。Knowles製の骨伝導マイクも内蔵し、スマホの通話に利用できる。
タッチ操作やヘッドジェスチャーには対応しないが、音声コマンドは利用可能。内蔵バッテリでの連続再生時間はThe Dash Proよりも長い約6時間。ただし、ケースにはバッテリを内蔵せず、首から掛けて持ち運べる軽量なケースとなっている。
TFZはグラフェン振動板イヤフォン2モデル
Bragiと同じゲートのブースにある中国・深圳のTFZからは、グラフェン素材を使用した12mm径ドライバのイヤフォン「SERIES 4」と「MY LOVE 2」が先行展示された。グラフェンを使った振動板により歪みが少なく透明感があり、デュアル磁気回路によりワイドレンジで分離感のある音を実現したという。
2モデルの違いはハウジングの素材で、SERIES 4は、プレート部分に高純度の電解銅を使用しており、価格は14,800円前後(税込)。MY LOVE 2はABS製で、10,800円前後(税込)。再生周波数帯域はいずれも5Hz～40kHz。ケーブルは着脱式で、付属ケーブルは銀コートのOFC。