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放送できなかった良作映画を配信「ザ・シネマメンバーズ」。町山智浩の番組も

 洋画専門CSチャンネルのザ・シネマは、様々な理由で放送できなかった映画作品をストリーミング配信するサービス「ザ・シネマメンバーズ」を6月5日より開始した。全作品が観られるプレミアム会員の料金は月額500円。無料会員は、一部のコンテンツを視聴できる。対応端末は、iOS 8.0以降、Android 4.1以降のスマートフォン/タブレット。

6月配信の「カッコーの巣の上で」
(C)1975 Fantasy Films. All Rights Reserved.

 ザ・シネマの放送で、「視聴率が取れない」、 「万人ウケしない」、 「日本の常識からは過激過ぎ」、 「上司がダメだし」などの理由で、 映画ファンに届けることができなかった良作が多数あったことから、「観たくても見つけれられなかった映画との出会いを提供する場」として生まれたストリーミング配信サービス。

 6月の主な配信作品として、4月14日に死去したミロス・フォアマン監督(享年86歳)の代表2作を追悼特集。 「カッコーの巣の上で」や「アマデウス ディレクターズ・カット」を配信する。

 また、ザ・シネマの名物企画「ミッドナイトヴィーナス」がザ・シネマメンバーズで復活。「アパッショナータ」、「愛すべき女・女(め・め)たち」、「存在の耐えられない軽さ」、「インモラル物語[R15相当]」、「最後の晩餐(1973)」などを配信する。

「アパッショナータ」(C)REWIND 1975 P.A.C. Produzioni Atlas Consorziate1975 e REWIND FILM 2000.

 そのほか、映画史を学べる特集「ストーリー・オブ・フィルム」15話の一挙放送や、映画評論家 町山智浩による映画解説番組「町山智浩のVIDEO SHOP UFO」などをラインナップする。

 7月は、 新作映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ★アディオス」の7月20日公開に合わせ、ヴィム・ヴェンダース監督を特集。「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」や「緋文字」、「都会のアリス」以降、毎月初期作品を連続配信する。

町山智浩のVIDEO SHOP UFO