NASA「アルテミス計画」ロケットを16日打ち上げ

宇宙船「Orion」を搭載した大型ロケット「SLS」(11月6日撮影)
(C)NASA

米NASAは、月を探査する「アルテミス計画」の第1弾として、宇宙船「Orion」を搭載した大型ロケット「Space Launch System (SLS)」の打ち上げを、現地時間11月16日1時4分(日本時間同日15時4分)から2時間のウインドウで実施する。打ち上げの模様はNASA公式YouTubeなどでライブ配信予定。配信は日本時間16日12時30分にスタートする。

なお、天候の変化などにより、打ち上げは延期、もしくは中止される場合がある。

アルテミス計画の第1弾「アルテミス1」は、当初8月末に予定されていたがエンジントラブルで中止。その後9月初旬にも予定されたが、今度は燃料漏れが原因で再延期。その後もハリケーンの接近などによって、打ち上げが見送られてきた。

今回の打ち上げも当初は現地時間11月14日に実施予定だったがハリケーン「イアン」の接近に伴って延期。新たな打ち上げ予定日が11月16日に設定された。なお、現地11月14日時点での予報では、天候は90%の確率でアルテミス1打ち上げに適したものになるとされている。