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NASA「アルテミス計画」ロケット打ち上げは再延期

宇宙船「Orion」を乗せた「Space Launch System (SLS)」(8月29日撮影)
(C)NASA

米NASAはエンジントラブルにより延期していた「アルテミス計画」の大型ロケット打ち上げを、現地時間9月3日14時17分ごろから実施する予定だったが、燃料漏れが原因で再度延期した。

【記事更新】打ち上げが再延期されたため、記事を更新しました。(9月4日7時)

有人による月面探査を目指す「アルテミス計画」の第1弾で、無人の宇宙船「Orion」を乗せた大型ロケット「Space Launch System (SLS)」をケネディ宇宙センターから発射。無人のOrionは地球から28万マイル(45万km)、月の裏側4万マイル(6万4,000km)を飛行して、さまざまなデータを収集したあと、地球に帰還する。

打ち上げは当初8月29日に実施予定だったが、カウントダウン中に4基のRS-25エンジンを予定の温度まで冷却できないなどトラブルがあり、中止していた。

Artemis I Launch to the Moon (Official NASA Broadcast)