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LG、黒を強化した「IPS Black」採用4Kモニタ
2024年1月30日 17:30
LGエレクトロニクス・ジャパンは、IPSの黒を強化した「IPS Black」採用の4Kモニターとして、27型「27UQ850V-W」を2月上旬より、31.5型「32UQ850V-W」を3月上旬より発売する。いずれも価格はオープンプライスで、店頭予想価格は27UQ850V-Wが85,000円前後、32UQ850V-Wが95,000円前後。
IPS Blackでは黒の表現を高め、より暗部の再現性を追求したことで、コントラスト比が2,000:1に向上し、「4Kの画像や映像をより自然に表示する」という。また広視野角が特徴であるIPSパネルの斜めから見た時の色再現性も改善している。
両モデルとも4K HDRのマスタリングに最も広く使われ、映像や画像のクリエイターにとって業界標準と位置づけられているDCI-P3 98%(標準値)の高い色再現性も実現。HDR再生では、VESA DisplayHDR 400認証を取得し、高輝度による高い表現力で､質の高いHDR映像を表示することができるという。
ハードウェアキャリブレーションにも対応し、経年的な色変化にも対応できる。ピクチャーモードには「sRGB」のほか、DCI-P3の白色点をD65に置いた｢P3-D65｣､BT.2100(Rec.2100)のガンマカーブに沿った｢BT.2100 PQ｣も用意する。
そのほか1.8/2.0/2.2/2.4/2.6に設定できるガンマ補正、6色相環、色温度調整など、細かな色合い調整もできる。
アスペクト比は両モデル共通で16:9、最大解像度は3,840×2,160ドット、表示色は約10.7億色、視野角は水平垂直178度、応答速度は5ms(GTG/応答速度Faster設定時)。
入力はHDMIが2系統とDisplayPortに加え、PD 90W対応のUSB Type-Cも装備し、映像+音声データ、PCの充電、データ転送が可能。KVMスイッチも内蔵するため、2台のPCで、キーボードやマウス、ネットワーウ通信、音声などを共有できる。
そのほかヘッドフォン出力、USBアップストリーム(USB2.0)×1、USBダウンストリーム(USB3.0)×2も装備。内蔵スピーカーは5W+5W(MaxxAudio)。
前-5度～後20度のチルト調整や110mmの高さ調整、右90度のピボットができる。100×100mmのVESAマウントも搭載。
2モデルの消費電力とスタンドを含めた外形寸法、重さは次のとおり。
- 27UQ850V-W
消費電力 44W/最大157W、614×239×460～570mm(幅×奥行き×高さ)、5.9kg - 32UQ850V-W
消費電力 55W/最大162W、715×239×488～598mm(幅×奥行き×高さ)、7.2kg