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16台のGoProで360度の3D VR撮影する「Odyssey」、クリエイター向けに年末提供

 GoProは米国時間の8日、16台のGoProを固定し、360度の3D映像VR撮影できるリグ(撮影用機材)「Odyssey」を発表した。GoogleのVRプラットフォーム「Jump」を使う事で、視聴者が、撮影場所にいるかのようなコンテンツが作成できるという。プロのコンテンツクリエイター向けに展開予定で、専用ページから申込を行ない、GoProとGoogleが共同で選出したコンテンツパートーナーに年末提供される。

16台のGoProを固定し、360度の3D映像VR撮影できる「Odyssey」

 撮影した映像は、YouTubeで再生可能。YouTube側は今年後半に対応する予定。GoogleのVRプラットフォーム「Jump」は、このコンテンツをヘッドマウントディスプレイで視聴する事で、その場にいるような臨場感が楽しめるとしている。なお、Odysseyで撮影したニューヨークの映像も公開されている。

Odysseyで撮影したニューヨークの映像

 Odysseyの価格は15,000ドルを予定。カメラを固定するリグだけでなく、カスタムファームウェアを搭載したGoPro HERO4×16台、カメラを同期させるケーブル、収納・運搬用の頑丈なペリカンケース、マイクなどもセットになっている。

 オランダのアムステルダムで9月11日から開催される「IBC2015」において、デモも実施予定。

(山崎健太郎)