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ソニー、「史上最高音質ウォークマン」電源強化、設計刷新の最上位「NW-WM1ZM3/AM3」

NW-WM1ZM3
※ソニー注:外観は最終ではありません

ソニーは、ウォークマンのフラッグシップモデル「NW-WM1ZM3」「NW-WM1AM3」を11月27日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格はNW-WM1ZM3が655,000円前後、NW-WM1AM3が347,000円前後。

ソニーストア限定パッケージ「NW-WM1ZM3 Sony Store Limited Package」も100台限定で用意。直販サイトでの抽選応募制で購入できる。価格は679,800円。NW-WM1ZM3本体に加え、ソニーストア限定レザーケース、液晶保護ガラス、カンパーニュ社製オリジナルピンバッジが付属する。応募受付は10月25日23時59分まで。当選連絡は10月30日から11月1日頃。

NW-WM1ZM3は、微小音の再現性まで追求するSignatureシリーズのウォークマンとして、2018年に発売したデジタルミュージックプレーヤー「DMP-Z1」の思想を受け継いだ新電源構造を採用。システム・メカ構造もアップデートすることで音質を正統進化した「前機種を明らかに凌駕するウォークマン史上最高音質」を実現した。

NW-WM1AM3もフラッグシップ前機種「NW-WM1ZM2」に迫る音質向上を実現している。

左からNW-WM1ZM3、NW-WM1AM3、NW-ZX900
※ソニー注:外観は最終ではありません

ストリーミング再生時のバッテリー持ちが大幅強化。最長31時間に

使い勝手面での進化点は、主にストリーミング時のバッテリー持ちを大幅に強化。OSはAndroid 16を搭載し、サードパーティーアプリでのストリーミング再生時でも最長31時間の長時間再生が可能になった。

また、PCM音源を11.2MHz DSDに変換できるDSDリマスタリングが、W.Musicアプリ以外で利用可能になり、ストリーミング再生時にも使えるようになった。

イヤフォン出力は3.5mmステレオミニのアンバランスと、4.4mmのバランスを各1系統装備。

イヤフォン端子部
ボタン部。形状はNW-WM1AM3も同様

Bluetoothコーデックは従来のSBC、AAC、aptX、aptX HD、LDACに加え、aptX Adaptiveと、LE AudioのLC3もサポートした。

圧縮音源をアップスケーリングするDSEE Ultimateは従来通り搭載。360RA/360Liveの立体音響にも対応している。

リアシャーシに金メッキOFC採用。ビス留めやオーディオ電源刷新「物量で攻めた」

筐体は従来通り、NW-WM1ZM3が純度99.99%の無酸素銅金メッキシャーシ、NW-WM1AM3がアルミシャーシとなっているが、今回リアシャーシを金メッキ無酸素銅(OFC)に刷新。

NW-WM1ZM3は鍛造したものを切削して成型している。NW-WM1AM3も同じ素材を採用しているがこちらは削り出しではなく、押し出し材を採用している。

NW-WM1ZM3のシャーシ。左から削り出し前の銅、削り出されたシャーシ、金メッキを施したもの、基板を入れた状態、OFC削り出しのリアシャーシ
NW-WM1AM3のシャーシ。左から削り出し前のアルミ合金、削り出されたシャーシ、コーティングされたシャーシ、OFC押し出し材のリアシャーシ

また、これまで基板と背面シャーシを同じビスで留める共締めを行なっていたが、基板と背面シャーシでそれぞれのボスを用意して別々に留める直接ビス締結を採用。本体重量を増加したほか、さらにNW-WM1ZM3は一部のビスに金メッキを採用することで、低域再生を強化した。

オーディオ電源は、電池をデジタルとアナログで分けることで音質向上に影響することが研究でわかっていたものの、ウォークマンでそこまで大がかりな構成にすることはできなかったという。そこで、大容量固体高分子コンデンサーを2個に増やし、デジタルとアナログで分けて配置することで、音質向上を図った。

左がNW-ZX900、右がNW-WM1ZM3/AM3の基板。NW-WM1ZM3/AM3は大容量固体高分子コンデンサーが2基に

さらにオーディオ電源をOFCケーブルで直接接続することで、よりクリーンで低ノイズな電源供給を実現。通常は基板完成後にはんだを入れてしまうと不良率が上がってしまうことから、工程として避けるべきなのだが、音質を優先したとのこと。

音質を追求して基板完成後にオーディオ電源をOFCケーブルで直接接続

クロックにも、金蒸着・超低位相ノイズ水晶発振器を採用。分離感や低音の量感が向上し、ベールを一枚剥がしたかのようなクリアな高音質を実現した。

さらにNW-WM1ZM3は、内部配線にDMP-Z1同様の大口径キンバーケーブルを採用し、高品質な信号伝送を実現した。

本体上部に見える太いケーブルがキンバーケーブル

リフロー部には従来同様に金を含む高音質無鉛はんだを採用。優れた電気特性を持つFilled Via構造の基板を使い、より引き締まった低音とのびやかな高音、透明感のあるボーカルを再現している。

S-Master HXに新機能“先読み型ノイズシェーパー”

フルデジタルアンプ「S-Master HX」は前機種と同じ物を採用しているが、新機能として先読み型ノイズシェーパーを搭載。

量子化ノイズを先読み計算して最適に処理することで、急峻な音の立ち上がりにも追従し、迫力のある低音とクリアでスピード感のある音を表現できる。

ライト/バランス/ディープの3種類の設定が選べるほか、先読み型ノイズシェーパーを使わないノーマルも選択できる。

音質を追求してボディは大型&重量化

外形寸法は前機種と比較して縦方向に大型化。ともに157.6×86×23.2mm(縦×横×厚さ)となっている。

重量はNW-WM1ZM3が約670g、NW-WM1AM3が約425g。NW-WM1ZM2の重量が約490g、NW-WM1AM2も約299gだったため、ともに大幅な重量増になっている。

本体の重量が増すほど安定した低域再生が行なえることから、「持ち運びの利便性よりも音質を追求してほしい」というユーザーの声も相まって、設計面から重量も最適化したとのこと。

左からNW-WM1ZM3、NW-WM1ZM2、NW-WM1Z
※ソニー注:外観は最終ではありません
左からNW-WM1AM3、NW-WM1AM2
※ソニー注:外観は最終ではありません

合わせてディスプレイ部は従来の5型から5.5型へと拡大。解像度はフルHD。W.Musicアプリではジャケットアートがディスプレイサイズに対して最も大きく表示されるようにUIが変更された。

ストレージメモリとして、NW-WM1ZM3は256GB、NW-WM1AM3は128GB搭載。microSDカードスロットも備えている。

microSDカードスロットも装備。形状はNW-WM1AM3も同様