NECディスプレイ、レンズ交換式液晶プロジェクタ
-WUXGAパネル機や6,000ルーメンモデルなど3種
3機種の外観は、ほぼ同じ。レンズは別売 |
NECディスプレイソリューションズは、プロジェクタ「ビューライト」シリーズの新製品として、液晶プロジェクタの「NP-PA600XJL」、「NP-PA550WJL」、「NP-PA500UJL」を6月中旬に発売する。レンズ交換式で、大・中規模の会議室や教室、講堂、体育館など、様々な場所に対応できる。レンズは別売で、価格は「NP-PA600XJL」と「NP-PA550WJL」が各837,900円、「NP-PA500UJL」が1,047,900円。
型 名 | パネル解像度 | 明るさ | 価格 | 発売時期 |
NP-PA600XJL | 1,024×768ドット | 6,000ルーメン | 837,900円 | 6月中旬発売 |
NP-PA550WJL | 1,280×800ドット | 5,500ルーメン | 837,900円 | |
NP-PA500UJL | 1,920×1,200ドット | 5,000ルーメン | 1,047,900円 |
いずれも液晶プロジェクタで、「NP-PA500UJL」は、0.76型で1,920×1,200ドットのパネルを採用。「NP-PA550WJL」は1,280×800ドットの0.75型、「NP-PA600XJL」は1,024×768ドット、0.79型のパネルを採用する。NP-PA600XJLは6,000ルーメンの高輝度型、NP-PA550WJLは5,500ルーメン、NP-PA500UJLは5,000ルーメンとなっている。コントラスト比はいずれも2,000:1(アイリス使用時)。
オプションレンズは5種類あり、価格は下表の通り。
型 名 | レンズ名称 | 投写距離比 スクリーン投写距離:スクリーンの横幅寸法 | 価格 | 発売時期 |
NP11FL | 短焦点固定 | 0.8:1 | 210,000円 | 4月下旬 |
NP12ZL | 短焦点ズーム | 1.19-1.56:1 | 210,000円 | |
NP13ZL | 中焦点ズーム ※2倍ズーム | 1.50-3.02:1 | 84,000円 | |
NP14ZL | 中焦点ズーム | 2.97-4.79:1 | 210,000円 | |
NP15ZL | 長焦点ズーム | 4.70-7.20:1 | 210,000円 |
手動のレンズシフト機構を備え、上下-0.1V~+0.5V(NP-PA550WJLは-0.1V~+0.6V)、左右-0.3H~+0.3H方向に調節可能。ただし、レンズの「NP11FL」は、レンズシフト非対応となる。
最大4台までのスタック設置に対応。NP-PA600XJLの場合、6,000ルーメン×4台で最大24,000ルーメン相当の高輝度投写が可能。水平・垂直方向の台形歪み補正機能や、斜めからの投写を可能にするSQUARE SHOT機能も装備。幾何学歪み補正機能で、円柱面や球面等の特殊形状スクリーンにも、スクエアな画像を投写できる。
プロセッサには、HQVRテクノロジーを用いたI/P変換やスケーリング、ノイズリダクションが可能な「Reon-VX」を採用。
Ethernet端子を備え、別売の無線LANアダプタも接続可能。PCからの遠隔コントロールや、PC画面のスクリーン投写も可能。Windows Media Connectと共有フォルダにも対応しており、PC内の動画・音楽・静止画ファイルも再生可能。対応ファイルはWindows Media ConnectがMPEG-2、WMV、JPEG。共有フォルダがMPEG-2、WMV、JPEG、BMP、GIF、PING。Windows 7/Vistaのネットワークプロジェクタ機能にも対応。
USBメモリ内の動画(MPEG-2、VC1(WMV)、MPEG-4 AVC/H.246)や、静止画(JPEG、BMP、PING、GIF)も再生可能。パワーポイント用ファイルやPDFファイルも表示できる。
いずれのモデルも10Wのモノラルスピーカーを搭載。入力は、HDMI端子に加え、プロジェクタとしては初というDisplayPort端子も装備。アナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)、コンポーネントの共用端子2系統、5BNC×1系統、S映像とコンポジットも各1系統装備する。吸気口には2層構造の大型フィルタを搭載し、通常の環境であればランプ交換時までフィルター清掃は不要としている。
消費電力は。NP-PA600XJLとNP-PA550WJLが464W、NP-PA500UJLが477W。外形寸法は共通で、499×359×144mm(幅×奥行き×高さ)。重量はNP-PA600XJLとNP-PA550WJLが7.7kg、NP-PA500UJLが7.8kg。
(2011年 4月 14日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]