シャープ、最薄部95mmで壁寄せできるシアターラック

-パイオニアHVTスピーカー搭載「AQUOSオーディオ」


AN-AS6000。AQUOS(LC-60Z5)は別売

 シャープは、テレビ用オーディオシステム「AQUOSオーディオ」の新製品として、薄型壁寄せスタイルの新モデル2製品を3月25日より順次発売する。

 40~52型AQUOSに対応する「AN-AS5000」を3月25日に、60型用の「AN-AS6000」を6月10日に発売し、価格はともにオープンプライス。店頭予想価格はAN-AS5000が9万円前後、AN-AS6000が13万円前後。


AN-AS6000AN-AS5000
AN-AS5000/AS6000

 AQUOSオーディオの新モデルで、従来の「テレビラック型」ではなく、壁寄せ用スタンドにスピーカーを内蔵したような薄型/壁寄せスタイルが特徴となる。同社のAQUOS Z5/L5/B5シリーズに対応するほか、VESAマウント対応の他社製テレビでも利用可能という。ただし、AQUOSファミリンクによるHDMI連携などの使いやすさという点で、シャープ製品の組み合わせを推奨している。


最薄部は95mm

 最薄部95mmと薄型ながら、大型テレビを設置できるスピーカーシステム。パイオニアが開発した両面駆動の平面スピーカー「HVTスピーカー」を採用することで薄型化を実現。ユニットはAN-AS6000/5000用に新開発した6.3cm両面駆動HVT×2と、3cmツィータ×2、16cmサブウーファから構成され、出力は75W×2ch+150W(サブウーファ)。HVTスピーカーを採用したシアターラックシステムは初という。

 両面にユニットを配置することで、ユニットの振動がキャンセルされ、キャビネットの振動を抑制。クリアな再生音を実現する。また、両面に音が発せされることで、無指向性の豊かな響きが部屋全体に広がるという。

HVTスピーカーはパイオニアと共同開発壁から離しても設置できるよう自立用の転倒防止足を装備HVTスピーカー概念図

 スタンドの下部には、AQUOSブルーレイなどを収納できる。入力端子はHDMI×2と光デジタル音声×1、アナログ音声(RCA)×1で、HDMIはAQUOSファミリンクIIに対応。AQUOSのリモコンからAN-AS6000/AS5000を操作でき、AQUOSやAQUOSブルーレイでテレビを視聴している際には、番組のジャンルによってサウンドモードを切り替える「ジャンル連動」にも対応する。HDMIケーブル(2m)も付属する。


型番AN-AS6000AN-AS5000
対応テレビ
サイズ
60型40~52型
最大出力300W(75W×2ch+150W)
アンプデジタルアンプ
ユニット6.3cm両面駆動HVT×2、3cmツイータ×2、16cmウーファ×1
入力端子HDMI×2、光デジタル×1、アナログ音声(RCA)×1
出力HDMI×1、ヘッドフォン×1
消費電力90W
外形寸法1,383×383×584mm938×357×575mm
重量未定31kg

(2012年 3月 8日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]