編集後記

2016年7月1日

臼田勤哉

 4年目平井ソニーのキーワードは「ラストワンインチ」。最初は「インチって何センチだっけ?」とか思ってしまいましたが、これからのソニーが目指すものを示す上では、なかなかいいキーワードかもしれません。詳しくは平井社長インタビューを御覧ください。

 好調な業績を支える大黒柱の一つがPlayStation 4であることは間違いなく、また、その上でVRビジネスなどを拡大していくのが、成長の軸となっています。「最近ソニーのヒット商品がない」と嘆くOBのインタビュー記事がビジネス誌などで見受けられましたが、ダメ出しだけではなく、「PS4の4,000万台というヒットについてはどう思いますか?」と聞いてみたいところです。

山崎健太郎

 取材用のカメラ(α7)で、超広角撮影をしようと昔買っていたレンズ「VoightLander SUPER WIDE HELIAR 15mm F4.5」。あまりにも広角なので、仕事で使う機会がありませんでしたが、品川に誕生した「IMAXデジタルシアター」の撮影で初投入。見上げるほど大きなスクリーンをギュッと1枚に押し込める事ができました。

 視界を全部スクリーンで覆われ、映画の世界に入り込んだような体験はさすがIMAX。体験していて「これってVRの体験に似ているよなぁ」なんて。VRのヘッドマウントディスプレイを体験したことがない人に凄さを伝えるために、「IMAXみたいな感じ」と説明したら、伝わるかな……なんて思いながら鑑賞していました。

中林暁

 2人目の甥っ子が生まれたことが分かったので、撮影用に新しいレンズも欲しいところです。E-M5 MK2の新しいレンズキットがもうすぐ発売ですが、次のフラッグシップとしてE-M1 MK2(?)がいつ発表されてもいいように、心の準備だけはできています。

庄司亮一

 東芝の白物家電事業が6月末で中国・美的集団に売却完了しましたが、これまでの白物家電の歴史を振り返った家電Watchの記事を読んだ、と実家からメッセージが。トップ画像にもなっている炊飯器の写真を見て「懐かしい」と言っていました。他にも、父(私にとっては祖父)が家電好きで、国産初の家電の多くは自分で購入していたとか。ブランドは美的集団の下で続きますが、事業の今後が気になるところです。とりあえず、我が家の東芝製洗濯機が壊れずに長生きしてくれることを祈りつつ。