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攻殻機動隊の360度映像を配信開始。ネットカフェVRサービスが全国展開

 ネットカフェでヘッドマウントディスプレイを使った360度映像コンテンツ視聴を体験できるサービス「VR THEATER」。現在展開している関東圏の店舗に加えて、6月1日から北海道・大阪・京都・福岡などのネットカフェに導入スタート。全国展開にあわせて新VRコンテンツ「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」を提供開始した。料金は現金決済で600円/1回(店舗利用料・入会料金が別途必要)。

「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」
(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

 「VR THEATER」は、ネットカフェ店頭で貸し出されるヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Gear VR」を使い、360度動画ポータル「VR CRUISE」などで提供されるさまざまなVR映像コンテンツ視聴を体験できるサービス。HMDを自分で買わなくても、視聴料金を払うだけで手軽にVR体験できる。サービス利用時は店頭の受付で会員登録(有料)を行ない、貸し出されたHMDとヘッドフォンなどをブースに持ち込んで360度コンテンツを視聴。終了後に機器を受付に戻す。なお、13歳未満は体験できない。

 4月から関東エリアのネットカフェ計31店舗で先行展開されていたが、新たに北海道・宮城・福島・大阪・京都・福岡など計57店舗に拡大。店舗名などの詳細はVR THEATERのWebサイトに掲載されている。VR THEATERの運営は、店舗事業者向けのコンテンツ課金・店頭決済システムを開発するインターピアと、デジタルコンテンツ制作などを手がけるeje(エジェ)。

店頭でのVR THEATER利用の流れ

 「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」は、士郎正宗とプロダクションI.Gが手掛ける15分間のVR映像コンテンツ。16年夏以降にはiOS/Androidアプリバージョンの配信なども予定されている。

あらすじ

 「戦争を終わらせ、妻を守るため、お前たちを消す…」

 舞台は、科学技術が急速な発展を遂げた2029年、日本。脳神経をあらゆる情報ネットワークに直接接続できる“電脳化技術”や、義手・義足のように体の一部をアンドロイド化する“義体化技術”が普及する世界で、日本政府に一通の爆破予告が届く。

 標的となったのは、クザン共和国の要人を招いて開催される国際会議。その対応は、内務省直属の独立部隊「公安9課」、通称『攻殻機動隊』に一任された。

 公安9課の実質的リーダーであり、生まれながらにして、全身義体の草薙素子は、9課のメンバーを率いてテロリストを排除すべく、潜伏先へと向かう…。

攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver(公式ティザー映像・立体360°VR版)