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オヤイデ、制振効果を高めたカーボンインシュレータ。3.5mmプラグ新モデルも

 小柳出電気商会(オヤイデ電気)は、制振効果を高めたオーディオ機器向けのカーボンインシュレータ「INS-CFX」を6月10日より発売する。4個1組で価格は9,000円。

INS-CFX

 また、ステレオミニプラグ「P-3.5」シリーズの新製品として、メッキにパラジウムを採用したストレート型2製品も同日発売。価格は24K金+パラジウムメッキのP-3.5APが1,800円、プラチナ+パラジウムメッキのP-3.5PPが2,000円。

 INS-CFXは、'09年発売「INS-CF」の質量分散型の設計思想を継承しつつ、制振効果の向上を図ったというモデル。カーボンの品質に拘り、国産ハイモジュラス(高弾性)カーボンとして航空機や自動車、競技用自転車の構造材にも使われる「T700」を内層に、密度を少し下げた「T300」を両面の最表層にそれぞれ採用。外形寸法は20×6mm(直径×高さ)で、同社のマルチベースインシュレータ「INS-BS」にはめ込んで使うことも可能。

 使用時の音について、オヤイデは「カーボンならではのハイスピードサウンドを継承しつつ、単一カーボンでは得られない、伸びやかさと艶やかな音楽表現を実現する」としている。

スピーカー下に設置したところ

 ステレオミニプラグ2製品はいずれもコンタクトピンの素材に真鍮を採用し、上層のメッキにパラジウムを採用。また、下層メッキはP-3.5APが24K金、P-3.5PPはプラチナを採用している。ハウジングには梨地クロームメッキを施し、絶縁部をP-3.5APが赤、P-3.5PPが緑とすることで見分けやすくしている。結線方法はハンダ付け式。4mm径までのケーブルに適応する。

 音質については、P-3.5APが「濃密な中低域に、滑らかな高域。個々の楽器の奥行き感がより明確に描き出され、ボーカルの艶やかさが美麗に引き立つ」としている。またP-3.5PPは「ワイドレンジで、ダンピング良くせり出すダイナミックなサウンドが特長」という。

P-3.5AP
P-3.5PP